旅行・地域

~昆虫採集記2007年9月29日(三重県紀和町、海山町)編~

     

    時期は随分と遅いですが、9月29日に三重県南牟婁郡紀和町にある丸山千枚田に

父と一緒に行ってきました。

三重県の南勢地方は私が小さかった頃、和歌山県にある串本(和歌山県の最南端だったと思

います。)に行ったのを覚えていますが、採集地として見に行くのも観光目的で行くのも大人にな

ってからは今回が初めてであり、とてもワクワクしていました。

そのため、、今回はカテゴリーを旅行という形でつづらせていただきたいと思います。

現地の下見みたいな感じですね。

   朝9時に四日市を出て鈴鹿ICで高速に入り、大台ICで降りてから国道42号線を通って

南下し、紀勢町、海山町と下っていきます。

海山町の国道42号線を走行中に道路上から見えるすぐ下辺りのところに湿地(溜池)が2つ程

あり、ここの場所は県道734号線に入って踏み切りを越えてすぐ左折し、しばらく進んだところの

右側にありました。

しかし、行きは目的が丸山千枚田ということもあって行き道では寄らずに通過していきました。

  天気は曇り空で時折雨がぱらつく程度でしたが、海山町を過ぎて尾鷲に入ったところから雨

足がやや強くなり、さすが日本で最も降水量の多いところだと思いながらも国道42号線を南下

し熊野市に入りました。

ここまでにくる途中にも沢山あるのですが、世界遺産である熊野古道の入り口が幾つかありまし

た。

熊野市にある国道311号線に右折して入り、紀和町に入ります。

 ここまでくると丸山千枚田の案内看板みたいなのが見えてきます。その看板に従って行くと見え

てきました。

ちょうど到着したのが正午でした。

そして、その光景を見た途端びっくりしました。

もはや田んぼであって田んぼPhoto ではないな、これは。

という位、山の斜面にこれでもかと言わんばかりに窮屈そうに詰め込まれるように

してできた田んぼの光景。

もう見事の一言しか言いようがありませんでした。

下写真は丸山千枚田のシンボル的なものでPhoto_2 大きな石と水車小屋(左下)です。

父と一緒に何枚か写真を撮影した後、丸山千枚田内にある細い農道を下る

途中でも写真を撮影していると散歩をしているおばあさんに会いました。

おばあさんに水生昆虫の話をすると、おばあさんいわく、この丸山千枚田は農薬の振っているとこ

ろと振っていないところがあるそうで振っていないところではタガメがいるそうです。

今では時期が遅く稲刈りを終えて水田に水が入っていないところがほとPhoto_3んどなので、来年の7、8

月が良いとのこと。

しかし採集するには許可が必要っぽいです。

一つ一つの田んぼに地主さんが異なるため、勝手に入るのは遠慮してほしいみたいなニュアンス

が感じ取れました。

ここ丸山千枚田ではホームページにも載せてあるように一枚の田んぼでも減らすまいと地主さんを

募集している位のすごい意気込みです。

また、それだけでなく、そのおばあちゃんは丸山千枚田でメダカを増やそうと試みているおじいさん

がいて、そのおじいさんのところへ行けばオオゲンゴロウの話や場所を教えてくれるんじゃないかない

うようなことを話してくれて、そのおじいさんのところへ案内してくれました。おばあちゃん感謝です。

  そして、おじいさんの家に到着。屋根の真下にある縁沿いの砂地には沢山の蟻地獄があり、

田舎の風情を醸し出していました。

そしておじいちゃんいわく、ゲンゴロウは昔はいくらでもいたが最近は見ないとのこと・・・・orz。

しかし、農薬の振っていないところではちょくちょくタガメは見ると言ってました。

ウッシ!(←握り拳)。

そして「メダカのいるところにひょっとしたらいるかもしれないよ」とその場所と網を入れる許可もいた

だきました。

おじいちゃん感謝です。

そして現場へ行ってみました。

そこは雑草と水草が混同しててボウボウに生えていてどこが小川になっているのか見分けがつけら

れませんでした。

しかし、近くの稲刈りを終えた田んぼの片隅に水が溜まっていい具合になあっているところがあった

ので網を入れると速攻でクロゲンゴロウゲット!

他にもマメゲンゴロウも入った。

ものすごい小さな片隅だけでクロゲンゴロウが採れるとは思わずちょこっとうれしい気持ちになりまし

た。

しかし、この丸山千枚田ではこの辺りが限界でした。

もう少し早い時期に来れば必ずいると確信が持てる場所です。

一応、三重県レッドデータブックではタガメ、オオゲンとも生息確認されているところなので運がよけ

れば出会えると思います。

  

  丸山千枚田を後にし、和歌山県の新宮市を観光し、再び国道42号線を通って北上Photo_4 し、

紀宝町の道の駅ウミガメ公園で休憩を取りました。

ここはウミガメが間Photo_6 近で見れる上、ウミガメの赤ちゃん(左下)まで展示してありました。

ほとんどプチ水族館のような感じです。

行って損はないと思います。

それにしてもウミガメがこんなに大きいとは思いもしませんでした。

小さなウミガメの赤ちゃんが生き残れる確率はどれくらいのものでしょう。

かなり低いと聞いてます。

しばらPhoto_7 く休憩をした後、さらに北上して行きに見つけた湿地(溜池)を目指すことにしました。

   紀宝町をさらに北上し、御浜町、熊野市を北上して尾鷲に着きました。

この頃から雨足が強くなってきましたが、水生昆虫屋はそんなのお構いなしなの

でノープロブレムでした。

尾鷲を過ぎて海山町の現地に着いたころにはもう、薄暗く速めに始めて切り上げた方がいいなと

思い準備を進め、早速湿地へと向かいました。

湿地にたどり着くまで緩やかな斜面があり、そこに不法投棄がされていて嫌な予感がよぎりました。

網を入れるとサワガニが入ると同時にアメリカザリガニも入りました。その溜池Photo_8 は見た目はかなりよ

く、何らかの大物は入るだろうと期待はしていましたが一向に網にゲンゴロウ類

の類は入らずサワガニとアメリカザリガニだけしか入らなかったので、かなりショック

を受けました。

なぜこんなに良さそうなのにヒメゲン一匹すらはいらないんだろうと疑問ばかりが頭をよぎりました。

水質が悪いのかな~とか思いながらも隣にも溜池があるのでアプローチを試みましたが、行くまで

に地盤が悪く岸から2,3mほどのところで水深が股下をゆうに越えていたので危険を感じ、断念しました。

  

  とても残念でしたが、下見を兼ねて丸山千枚田を目指していたのでよかったです。

とくに丸山千枚田でお世話になったおじいさんとおばあさんには良い情報をもらえて感謝です。

大台ICで高速に乗り、自宅へと向かいました。

まだまだ南勢地方は良く分かりませんが、ゲンゴロウ類に限っては北勢、中勢地方の方がポイン

トが多いかもしれません。

勝手に決め付けるのも尚早っていうものかもしれませんが・・・・。

南勢地方は探ってみる余地がだいぶあります。

  明日は伊賀・名張市(9月20日)編をつづりたいと思います。  

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