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2007年10月

タガメの脱走

    

    最近タガメの脱走がひどくなってきてます。重い蓋を載せているにもかかわらず、夜になると

ブビビビイイイイィィィと羽を羽ばたかせる音がしたり、カサカサカサカサと何かが歩いているような

音がここ毎日頻発しています。

そして音の原因を探るといつもタガメさんです。

ものすごい力を秘めていることを実感させられます。

どう考えても昆虫の力で出てこれる重さの蓋ではありません。

恐るべし水生昆虫の王者タガメ。

  私の家の場合蓋と水面との差がほとんどなくいっぱいまで水を入れていることが原因のようです。

今日さっそく水を減らします。

今夜も脱走するのかな~。心配だ。

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~昆虫採集記2007年10月6日(三重県一志郡白山町)編~

     

  皆さんお待たせしました。

25日午前中には帰宅していたのですがバテてて寝込んでしまいました。

22日から25日までの間、千葉県(ホンシュウ採集)、青森県(エゾゲンモ、メススジゲンゴロウ採

集)、秋田県(エゾゲンモ採集)、石川県(シャープ確認)をしに見て回ってきました。

この採集記は後日にでも記事にさせていただきたいと思います。

さてさて、今回の採集記はタガメ編です。話を随分伸ばしてしまいました。

   タガメの生息地を大まかに言いますと三重県では、上野や名張市のほかに、伊賀市、名

賀郡青山町、一志郡白山町、勢和多気町、大安町、紀和町で多くの記録が得られています。

名賀郡青山町では無農薬にプラスしてアイガモを使用した稲作がなされているようです。(「名賀

郡のタガメ」だったかな?と)検索かけると確か出てきます。

紀和町は三重県でもかなり南部に位置していてアプローチが大変です。

今回は一志郡白山町で採集したのでそれをつづりたいと思います。

  到着してからウエーダーに履き替えて網を持ち早速溜池に向かいました。

その溜池は岸辺は10cmから20cm位あるところで、深いところはすぐにドボンで仏です。

なので網で足場をつつきながら行かないと危険なところでした。

池の様子はというと、Photo 抽水植物がちらほらと見られ、溜池全面にマツモ?か何かの沈水性の植物が覆っていました。

ちょうど溜池に入ろうかと思ったときに管理人さんが来られて、何か採れます

か?と声を掛けていただいたので、いえ今ついたところなので分かりませんと応えました。

管理人さんいわく、このため池は農薬が一切入っておらず、昔からそのままだということを聞きました。

それを聞いて何か期待ができるな~と思いながらも許可をいただき、溜池へ入りました。「別に勝

手に入ってもいいよ」と何ともありがたいお言葉をおばあさんからいただきました。

本当にありがとうございました。

  溜池に一歩踏み入れると水面下でクロメダカが群れを成して泳いでいて、くるくると回っている

オオミズスマシも見られました。

早速網を入れると、コミズムシが大量に入り、そのほかには、はじめて見る小型のマツモムシ2匹入りました。

(初めはマツモムシの幼生だろうと思っていたのですが、家に帰って検索をかけたら、コマツモムシだ

と分かりました。)

何か採ったことのないマツモムシが入って少し感激しました。

オオミズスマシも本当に見れなくなりましたね。くるくる回っている姿を見て何か悲壮感が漂ってきました(涙)。

私自身、三重県で見たのは今のところ、この場所と磯部町の夏草という所だけです。

まだ探し足らないところもあると思いますが少なくともレッドデータブックに載せてもよい昆虫になって

きていることは確かだと思います。

  さらに網を入れると、ヤンマ科のヤゴが大量に入り、タイコウチ×2とコシマゲンゴロウ×1も入りました。

左上の木で作られた足場辺りを攻めてみると、オオミズスマシ×1、ミズカマキリ×1が入りました。

その横っちょの抽水植物の方にふと目を向けると、何と何と、タガメさん♀が私はここに居るぞ、捕

らえてみろといわんばかりに前肢を広げてアピールしていました。

それでは遠慮なく、抽水植物の根際から真上Photo_2 へガバッとあげると、タガメさんは下へ逃げようと必

死でしたが、そっちは網の中。残念!という感じでタガメ♀×1ゲット!。

その近辺をくまなく網でガバガバやっているとタガメが面白いくらいに入り、何ペア

だろうか、普通に6ペア以上はいたと思います。

ここの溜池は木の杭が植わっていてタガメはその杭にくっついて前肢を広げている光景をよく目に

しました。

それも水深の浅いところで大量に採れたにもかかわらず、水深の深いところではヤンマ科のヤゴと

クロメダカ意外は何も採集できませんでした。

タガメはやはり呼吸のためか、あまり深いところには生息できないのかもしれませんね。

さらに続けるとクロゲンゴロウ×2やケシゲンゴロウ×2が入りました。木の足場付近ではマルガタ

ゲンゴロウもゲットできました。

  

  採集時期が10月ということもあって、水田から水がなくなって一時的あるいは永続的にこの溜

池に生息していると思います。

ここの場所での採集できた昆虫は

    ・タガメ×6ペア以上

    ・タイコウチ×2

    ・ミズカマキリ×1

    ・コマツモムシ×大量

    ・コミズムシ×大量

    ・クロゲンゴロウ×7

    ・マルガタゲンゴロウ×1

    ・コシマゲンゴロウ×1

    ・ケシゲンゴロウ×2

    ・クロメダカ×大量

    ・オオミズスマシ×6

    ・ヤンマ科のヤゴ×大量                 以上でした。            

  

  まだまだ三重県のタガメ分布は広く個体数も他の都道府県よりも、かなり多い方だと思います。

新天地を求め、探して見る価値大有りですね。

              ではでは

  

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~昆虫採集記2007年9月20日(三重県伊賀市・名張市)編~

      

  藤原町編と丸山千枚田編からと前後して、その約9日前の9月20日、タガメの産地で有名

な伊賀市(上野)そして名張市に採集に行きました。

ちょっと前までは上野市、そして伊賀町と分かれていたみたいですが、その二つが合併して伊賀

市になったみたいですね。

記述に間違いがありましたらご連絡ください。

  

 朝9時ごろに四日市を出て名阪自動車道で上野ICまで行く。この名阪自動車道はかなり交

通量が多く名古屋から大阪へ抜けていく方が多く利用し、自動車道でありながら100キロ以上

で走行する車がいたりと結構危ない道です。

私にはとても怖くてできません。

  

 上野ICを降りて国道368号線を南下し、伊賀市と名張市の市境を攻めることにしました。

この日もとても暑く、残暑が厳しかったのを覚えています。

早速ウエーダーを履いて堀上に向かいました(写真がなくて申し訳ないです)。

近辺は半分棚田になっていて環境がかなり良好でした。

この辺りは農薬か除草剤をふっているみたいでしたが、三重県レッドデータブックで絶滅危惧種Ⅱ

種であるマルガタゲンゴロウが数多く(×7匹)採集できました。

この種はタガメほど農薬類に敏感ではないのかもしれませんね。

タガメの脱皮した抜け殻も入りましたが、そこの堀上では成虫を採集できませんでした。

そのほかにはタイコウチ×3匹、コオイムシ×14匹、クロゲンゴロウ×8匹、シマゲンゴロウ×5

匹、コシマゲンゴロウ×4匹、ヒメゲンゴロウ×1匹、ガムシ×4匹、マツモムシ×大量(約3,40

匹はいたと思われる)、ヤゴ×大量、アメリカザリガニ×8匹、イモリ×3匹、トノサマガエル×4、ド

ジョウ×9匹、タガメさんの抜け殻×1でした。

私が採集していたのは最下層の堀上だったのでもう一つ上段へ移動します。

  

  そこでは一掬い目からアメリカザリガニの子供のオンパレード・・・でしたが、水生植物のあるとこ

ろからシマゲンゴロウ×2匹とともにイモリ×4匹、そしてまたまたマルガタゲンゴロウが入りました。

マルガタゲンゴロウはこの堀上だけで13匹入りました。

そして水生半翅目類はタイコウチ×6匹、コオイムシ×5匹、マツモムシ×6匹、ドジョウ×7匹、

トノサマガエル×3と下段よりもコオイムシは少なかったです。

私自身クロっぽい1センチ前後のゲンゴロウもしくはガムシかも知れないのがこの段と下段で見つ

かっていますが何という種か判らないので記述は省きます。

この段では枯葉が堆積している堀上で他の水生植物は下段に比べてあまり見られませんでした。

そのため、泥ごと枯葉を掬って採集をしていました。

採集途中でオオスズメバチの威嚇行動(あの口でカチッ、カチッてやつです。)に5,6回ほど遭い、

その堀上の横が笹とクヌギの木があったので、その辺りに巣があったのかもしれません。

そこで一旦打ち切って、場所を変えることにしました(意外と臆病なもので)。

そして坂を下り、道を挟んだ反対側の棚田へと向かいます。

  

 今度はそこの最上部へ車で上って採集を始めることにしました。

最上部とその下の段は田んぼではなく湿地になっていて、最上部ではクロメダカが沢山泳いでいました。

野生のメダカも随分と見なくなりましたね。

私が幼かったときには家の田んぼに泳いでいたのですが本当に数が激減してきているのを実感します。

しかし、その最上部では水底の砂がさらさらで水も澄んでいて網は入れましたが何も入らずメダカ

ばかりで居そうにないなと判断したため下段に移ります。

写真があればよかったのですがここ近辺の写真を採集に夢中になってて撮影を忘れてしまいました・・・汗。

いつか行ったときに撮ってきて貼り付けておきます。

話が脱線しました。

そう、その下段ですが水がちょこちょこと水田のあちらこちらに張っているだけで全体に水がありませんでした。

ここでは上記で記述したクロっぽいゲンかガムシの類が無数に入り、続いてクロゲンゴロウ×1匹、

シマゲンゴロウ×4匹、マルガタゲンゴロウ×3匹、コシマゲンゴロウ×1匹、ガムシ×3匹、コオイ

ムシ×1匹、アメリカザリガニ×6匹入りました。この湿地の南西方向に池のようになったところが

あったので網を入れます。

すると、ヤンマ科のヤゴが3匹、マルガタゲンゴロウ2匹、シマゲンゴロウ×2匹と入った以外はあの

クロっぽいやつが大量です・・・。

どこでもいるなこのやつは・・・・。

種名が判り次第、記述を変更します。

  

  そしてさらに下段へと向かいます。

ここは水草が繁茂していて感じの良い場所でした。

早速網を入れるとコシマゲンゴロウが沢山入り、続いてクロゲンゴロウ、シマゲンゴロウがそれぞれ2

匹、1匹入りました。

さらに攻めると5センチ近くあるドデカいガムシが入った。

何を食ったらこんなにでかくなるのだろう・・・・と不思議に思いながらもリリースした。

ここで採集できたものはクロゲンゴロウ×3、マルガタゲンゴロウ×5、シマゲンゴロウ×2、コシマゲ

ンゴロウ×7、ガムシ×2、ドジョウ×3、ヤゴ×3(種不明)、イモリ×3という具合になりました。

この地点で正午を過ぎていたので休憩アンド昼食にして、場所を変えることにしました。

次に向かった場所は、奈良県の県境に近い放棄水田です。

  

 現地へ着いて初めて目にしたときは相当に期待ができる湿地でした。Photo

早速ウエーダーを履いて網を持って行きました。

車を止めた50メートル位先では大規模な道路工事をしていたので大丈夫か

なとは思いましたが、網を入れてみないことには判りません。

そして湿地へ入ると網を入れる前から水中をすばやく動く物体を発見。

即、網・・・。ハイイロゲンゴロウゲット!!。

意外に思われるかもしれませんが、三重県でのハイイロゲンゴロウの記録は文献での記録しか残っていないみたいなんです(改訂版 図説日本のゲンゴロウより)。

この種は千葉県での採集以来、三重県で初めてでとても驚きました。

こんなところにいたんだという感動がこみ上げてきます。

遠くを見渡すと南から南東方向にかけて水が赤褐色をしている部分がありました。

バクテリアの影響でしょうか。

とにかくハイイロゲンゴロウはこの湿地で腐るほど採れたのでリリースしました。

さらに、水草の茂っPhoto_2 ているところ(写真左)を網でがさがさすると一掬いで、ゆうに20匹近い例の

クロっぽいやつです、あれが入っててビックリ仰天です。

そのなかに混じってクロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウが入ってました。

さらに続けるとシマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、ガムシ、エゾコガムシ(自信はありませんが検索を

かけるとこれに該当、絶滅危惧種ⅠBで三重県ではオオゲンゴロウと同じランクに位置づけられ

る)。

この2m四方で数え切れないほどのゲンゴロウ類が採集できました。

場所を変えると上記の採集物に加えてマツモムシ、ミズカマキリ、ヒメミズカマキリ、コオイムシと半

翅目類も入りました。

ここでの採集物の結果はクロゲンゴロウ×大量、(←これらは網の中でワシャワシャ動いてて数え

る気になりません→)マルガタゲンゴロウ×大量、シマゲンゴロウ×18、コシマゲンゴロウ×9、ハ

イイロゲンゴロウ×大量、クロっぽい例のやつ×大量(この種が一番多く、見ていて気持ち悪くな

るくらいだった)、ガムシ×8、エゾコガムシ×1、ミズカマキリ×3、コオイムシ×2、マツモムシ×

6、トノサマガエル×4、オタマジャクシ×無数、イモリ×3でした。この場所はタガメやオオゲンゴロ

ウこそ、見られませんでしたがゲンゴロウ好きにはもってこいのストレス解消場になると思いますし、

小さな子供さんにも教育上オススメしたいぐらいですね~。

もう何と表現してよいかわからないくらいゲンゴロウ類が沢山いました。

 

 この放棄水田の上にある田んぼの地主さんいわく、農薬ふるようになってからそんな大型のもの

は見なくなったとのことです。

でもこれだけの量のゲンゴロウ類と半翅目類が一つの放棄水田で取れる事自体すごいことだと思いました。

マルガタゲンゴロウは伊賀市と名張市との市境辺りの水田が今のところ一番多く確認できています。

なのでマルガタゲンゴロウを採集してみたいという方は名張市付近で探してみることをオススメします。

  この日タガメ、オオゲンゴロウともに採集できませんでしたが、タガメは近辺をあたれば採集できると思います。

私自身名阪自動車道を挟んで北側は全くといってよいほど採集に行ったことがありません。探してみる余地大有りです。

                 ではでは・・・・・

  

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~昆虫採集記2007年9月29日(三重県紀和町、海山町)編~

     

    時期は随分と遅いですが、9月29日に三重県南牟婁郡紀和町にある丸山千枚田に

父と一緒に行ってきました。

三重県の南勢地方は私が小さかった頃、和歌山県にある串本(和歌山県の最南端だったと思

います。)に行ったのを覚えていますが、採集地として見に行くのも観光目的で行くのも大人にな

ってからは今回が初めてであり、とてもワクワクしていました。

そのため、、今回はカテゴリーを旅行という形でつづらせていただきたいと思います。

現地の下見みたいな感じですね。

   朝9時に四日市を出て鈴鹿ICで高速に入り、大台ICで降りてから国道42号線を通って

南下し、紀勢町、海山町と下っていきます。

海山町の国道42号線を走行中に道路上から見えるすぐ下辺りのところに湿地(溜池)が2つ程

あり、ここの場所は県道734号線に入って踏み切りを越えてすぐ左折し、しばらく進んだところの

右側にありました。

しかし、行きは目的が丸山千枚田ということもあって行き道では寄らずに通過していきました。

  天気は曇り空で時折雨がぱらつく程度でしたが、海山町を過ぎて尾鷲に入ったところから雨

足がやや強くなり、さすが日本で最も降水量の多いところだと思いながらも国道42号線を南下

し熊野市に入りました。

ここまでにくる途中にも沢山あるのですが、世界遺産である熊野古道の入り口が幾つかありまし

た。

熊野市にある国道311号線に右折して入り、紀和町に入ります。

 ここまでくると丸山千枚田の案内看板みたいなのが見えてきます。その看板に従って行くと見え

てきました。

ちょうど到着したのが正午でした。

そして、その光景を見た途端びっくりしました。

もはや田んぼであって田んぼPhoto ではないな、これは。

という位、山の斜面にこれでもかと言わんばかりに窮屈そうに詰め込まれるように

してできた田んぼの光景。

もう見事の一言しか言いようがありませんでした。

下写真は丸山千枚田のシンボル的なものでPhoto_2 大きな石と水車小屋(左下)です。

父と一緒に何枚か写真を撮影した後、丸山千枚田内にある細い農道を下る

途中でも写真を撮影していると散歩をしているおばあさんに会いました。

おばあさんに水生昆虫の話をすると、おばあさんいわく、この丸山千枚田は農薬の振っているとこ

ろと振っていないところがあるそうで振っていないところではタガメがいるそうです。

今では時期が遅く稲刈りを終えて水田に水が入っていないところがほとPhoto_3んどなので、来年の7、8

月が良いとのこと。

しかし採集するには許可が必要っぽいです。

一つ一つの田んぼに地主さんが異なるため、勝手に入るのは遠慮してほしいみたいなニュアンス

が感じ取れました。

ここ丸山千枚田ではホームページにも載せてあるように一枚の田んぼでも減らすまいと地主さんを

募集している位のすごい意気込みです。

また、それだけでなく、そのおばあちゃんは丸山千枚田でメダカを増やそうと試みているおじいさん

がいて、そのおじいさんのところへ行けばオオゲンゴロウの話や場所を教えてくれるんじゃないかない

うようなことを話してくれて、そのおじいさんのところへ案内してくれました。おばあちゃん感謝です。

  そして、おじいさんの家に到着。屋根の真下にある縁沿いの砂地には沢山の蟻地獄があり、

田舎の風情を醸し出していました。

そしておじいちゃんいわく、ゲンゴロウは昔はいくらでもいたが最近は見ないとのこと・・・・orz。

しかし、農薬の振っていないところではちょくちょくタガメは見ると言ってました。

ウッシ!(←握り拳)。

そして「メダカのいるところにひょっとしたらいるかもしれないよ」とその場所と網を入れる許可もいた

だきました。

おじいちゃん感謝です。

そして現場へ行ってみました。

そこは雑草と水草が混同しててボウボウに生えていてどこが小川になっているのか見分けがつけら

れませんでした。

しかし、近くの稲刈りを終えた田んぼの片隅に水が溜まっていい具合になあっているところがあった

ので網を入れると速攻でクロゲンゴロウゲット!

他にもマメゲンゴロウも入った。

ものすごい小さな片隅だけでクロゲンゴロウが採れるとは思わずちょこっとうれしい気持ちになりまし

た。

しかし、この丸山千枚田ではこの辺りが限界でした。

もう少し早い時期に来れば必ずいると確信が持てる場所です。

一応、三重県レッドデータブックではタガメ、オオゲンとも生息確認されているところなので運がよけ

れば出会えると思います。

  

  丸山千枚田を後にし、和歌山県の新宮市を観光し、再び国道42号線を通って北上Photo_4 し、

紀宝町の道の駅ウミガメ公園で休憩を取りました。

ここはウミガメが間Photo_6 近で見れる上、ウミガメの赤ちゃん(左下)まで展示してありました。

ほとんどプチ水族館のような感じです。

行って損はないと思います。

それにしてもウミガメがこんなに大きいとは思いもしませんでした。

小さなウミガメの赤ちゃんが生き残れる確率はどれくらいのものでしょう。

かなり低いと聞いてます。

しばらPhoto_7 く休憩をした後、さらに北上して行きに見つけた湿地(溜池)を目指すことにしました。

   紀宝町をさらに北上し、御浜町、熊野市を北上して尾鷲に着きました。

この頃から雨足が強くなってきましたが、水生昆虫屋はそんなのお構いなしなの

でノープロブレムでした。

尾鷲を過ぎて海山町の現地に着いたころにはもう、薄暗く速めに始めて切り上げた方がいいなと

思い準備を進め、早速湿地へと向かいました。

湿地にたどり着くまで緩やかな斜面があり、そこに不法投棄がされていて嫌な予感がよぎりました。

網を入れるとサワガニが入ると同時にアメリカザリガニも入りました。その溜池Photo_8 は見た目はかなりよ

く、何らかの大物は入るだろうと期待はしていましたが一向に網にゲンゴロウ類

の類は入らずサワガニとアメリカザリガニだけしか入らなかったので、かなりショック

を受けました。

なぜこんなに良さそうなのにヒメゲン一匹すらはいらないんだろうと疑問ばかりが頭をよぎりました。

水質が悪いのかな~とか思いながらも隣にも溜池があるのでアプローチを試みましたが、行くまで

に地盤が悪く岸から2,3mほどのところで水深が股下をゆうに越えていたので危険を感じ、断念しました。

  

  とても残念でしたが、下見を兼ねて丸山千枚田を目指していたのでよかったです。

とくに丸山千枚田でお世話になったおじいさんとおばあさんには良い情報をもらえて感謝です。

大台ICで高速に乗り、自宅へと向かいました。

まだまだ南勢地方は良く分かりませんが、ゲンゴロウ類に限っては北勢、中勢地方の方がポイン

トが多いかもしれません。

勝手に決め付けるのも尚早っていうものかもしれませんが・・・・。

南勢地方は探ってみる余地がだいぶあります。

  明日は伊賀・名張市(9月20日)編をつづりたいと思います。  

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~昆虫採集記2007年9月28日三重県(藤原町)編~

   

 本日から三重県編に移りたいと思います。日付通りにつづっていけるか分かりませんが、できる

だけ日付の古いものからつづっていきたいと思います。

  さてさて、私自身プロフィールにもつづったように車の免許を取得してから4日後には岩手県

の大船渡市にある大学へ戻らなければいけないという事態になったのが強運で見事にゲンゴロ

ウ、タガメともに採集することができました。

しかし、実家である三重県のゲンゴロウ、タガメの生息地情報には全く皆無であったため、一から

の出発となりました。そこからの話から始めさせて頂きたいと思います。

  まずは手当たり次第情報となるものをインターネットで検索をかけ、そして現場へと向く。これ

は皆さんも当然の如くされているかと思いますが、自分の場合それにプラスさせて現場の地理を

見に行くことも肝心な要素に入れています。例えば、盆地を例に出すとその斜面はどういう地理

的条件を備えているかと言った具合です。

  こればかりは現場へ行くか国土地理院が発行している地形図がないと分かりません。

そのため、私は三重県全土の地形図(1/25000)を購入しました。

かなり資金は掛かりますが、そうでもしないと夢がかないそうにないと思ったからです。

そして今回は地形図も要らず、インターネットでの検索から手に入れた情報から、三重県員弁

市藤原町での採集をつづっていきたいと思います。

  場所はネットにも載っていますが、国道306号線沿にある簡易P藤原(屋根のない学Photo 校)というところに行ってきました。

左記の通り看板が立っているので、まず見過ごすことはないかと思います。

私の住む四日市からおよそ1時間位のところでしょうか。

パーキング内に入ってみると、北寄り側に湿地の案内図がありました(右下)。Photo_2

すみません、クリックしてもわかりませんね・・・・。ぜひ現地へ出向いて確認してみてください。

いいところです。

  簡易パーキングから北側へ抜けていける砂利道と丸太でできた階段を降ると研修室みたいな

ところがあり、その前に非常に緩やかな中くらいの小川がありました(パーキングの案内版では7付

近)。

水の透明度はかなり綺麗で透き通っていました。そして非常に冷たかったのも覚えています。

 まずはそこで網を入れました。いきなりミズカマキリを二匹ゲット。ミズカマキリはよく、小学校のプ

ールで泳いでいたのを目にしましたが、岩手県の遠野市伝承園近辺での「何じゃこりゃ~、きゃ

~」採集(詳しくは~昆虫採集記ゲンゴロウ編2002年9月17日初採集~)以来、三重県で

しかもワイルドでは今回が初めてです。さらに続けてコシマゲンゴロウが入りました。

その小川は水生植物が岸辺に茂っていて、沈水性の植物のようでした。(私は植物にも興味はありますが、あまりよく分かりません。植物の詳細をつづれなくて申し訳ないです。)

なかなかいけるんじゃないの?とかおもいながら奥へと足を入れた途端ズボンッと股下までハマリ、一時身動きが取れなくなりました。

ほんとに危険でした。

岸辺からのアプローチの方が良さそうでした。皆さんもお気をつけて。

  さらに水草の根際をがさがさと網を入れると5,6匹ほどのマツモムシとミズカマキリ、クロゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、マメゲンゴロウが一度に入りました。

私自身パーキングの湿地では大物はゲットできないだろうとは思っていました。

しかし、水生昆虫がここに確かに存在したんだという証があって、なぜかすごく感激しました。

  見切りをつけて北側の遊水池で採集を開始することにしました。

そこには抽水植物が茂っていてその根際をがさがさっと網を入れるとまたまたミズカマキリ。

しかも今回は一気に6匹。

居る所にはいるんだな~と思いながらも奥へと進む。

小川はドボンといったけれど、この遊水池の水底は比較的固くウエーダーでも腿より少し上辺りの深さでした。

ここでも網を何度か入れましたがミズカマキリにコオイムシが限界だったので、さらに北側のメダカ池(案内版4)に向かいました。

が、しかし、持ち帰り禁止の札が貼ってあり、疑われるのも嫌なので即刻退散して今度は東よりの、バッタの原っぱと水田(案内版9)へと向かいました。

  私自身ここが簡易パーキングエリアの中で一番アツイ所だったと思います。

オモダカみたいな水生植物が数多く茂っていて、細くて先っぽに実がついた抽水植物がある場所Photo_3 や落ち葉が堆積しているところなど複雑な条件下にある湿地でした。

オモダカ?のあるところではガムシ×3、クロゲンゴロウ×4、コシマゲンゴロウ×

3、マルガタゲンゴロウ×1、シマゲンゴロウ×1、マメゲンゴロウ×3、ミズカマキリ

×1が確認できました。

右写真は北側から撮った写真ですが、写真右上辺りで上記のゲンゴロウ類とミズカマキリをゲットしました。

マルガタゲンゴロウは最近急激に個体数が減少しているゲンゴロウで山間部の綺麗な水田や溜

池でないとなかなか採集できない珍虫です。

ここにいたのは正直驚きました。

写真手前(北側)には落ち葉が堆積していて、そこではマメゲンゴロウ×6とミズカマキリ×5、ヒメ

ミズカマキリ×1をゲットしました。

ヒメミズカマキリは、かなりの珍虫です。

網に入ったときは驚きました。ここでも概ね見切りをつけて、さらに北側のトンボの池(湿原)(案内版11)に向かいました。

 ここでは抽水植物が大量に生い茂っていて良さそうに見えましたが、結構岸辺から水深Photo_4 があ

り、とてもじゃなくウエーダーでも昇天しかねないような深さなので渡り場からのア

プローチとなりました。

さすがにトンボの池というだけあって沢山のトンボが飛んでいました。

その中でも特に、胸に水色の筋が入っていて、複眼がコバルトブルーだったのでマルタンヤンマの

♂っぽかったですが、♂同士縄張り争いで喧嘩しあってました。

あんな綺麗な複眼と体色をしたトンボは初めて見たのですごく感動しました。

そして、肝心な水生昆虫はというとミズカマキリ×7匹が限界でした・・・。

このトンボの池は先のバッタの原っぱと水田に比べて水がすごく濁っていて灰色をしていました。

ミズカマキリはやや水深が深いところを好むようなので沢山採れたのだと思います。

  一つのパーキングエリアから本当に沢山の水生昆虫が採集できました。私自身が思うにここは

半分ビオトープですね。

この簡易パーキングエリアは山麓地帯にあり、少し涼しかったのでもう少し時期を早めてくると良い

結果が残せたのではないかと思います。

ゲンゴロウ採集では、かなり初心者向けでオススメの場所です。

ちなみに四日市から藤原町に来るまでに大安町という町がありますが、ここではタガメが生息して

いるという情報を聞いているのでぜひ探してみたいものです。

藤原町簡易PAでの採集は藤原町の許可が要ります。

先に町役場に連絡をとってみてから願いします。

さて、目標にしていたオオゲンゴロウ、タガメ、スジゲンゴロウは何処に・・・・・私の昆虫採集記は続きます。

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随分と涼しくなってきました。

    日ごろ、多大なアクセスありがとうございます。おかげさまで1週間あまりで150件を超えました。

    明日からは三重県編をお送りしたいと思います。北海道編や東北編、そして旅日記等、

まだまだ記事としてはあるのですが、それはまた三重県編時の合間にでも番外編として入れさせ

ていただきたいと思います。

    最近、随分と涼しくなってきましたね~。水生昆虫もそろそろ越冬の準備段階に入って

来ているような感じがします。三重県の実家に戻ってからは三重県で採集を続けてきましたが最

近ではゲンゴロウ類の数もやや少なくなり(ピークは8月全般から9月)、水生半翅類に至っては

動きが鈍くなってきていますし、私の家で飼育しているタガメの餌の摂餌量も減ってきました。とい

うか前肢を閉じてじっとしていることが多いです。以外かもしれませんがタガメは人に見つかるとそ

の場でじっとしているか、慌てふためいて猛スピードで逃げるのどちらかの手段をとります。しかし、

最近は涼んで水温も低下してきているためか、網を近づけてもボケーと水面付近で抽水植物の

茎にしがみ付いていたり、木の棒や石にしがみついていることが多いです。越冬するため陸上に

上がる個体もいますが、水中でも彼らは越冬します。なので今から冬がくるまでの時期は私たち

にとっても都合がいいわけです。溜池などでのタガメ採集は以外に速いスピードで逃げていき、捕

まえられなかった記憶があります。私がトロイだけかもしれませんが・・・・(汗)。水田の堀上は今

の時期乾燥して干上がってしまっているところが多く、この時期は溜池などでの採集がメインとな

るので上記のとおり、採集がしやすくなってきました。

    そこで、ゲンゴロウは採集したことがあるけれどタガメを採集したことがない方には三重県

編は必見だと思う情報をつづっていきたいと思います。楽しみにしていてください。

   それから、私は現在、公務員ではありませんが、現在47都道府県で発刊(北海道はイン

ターネットから検索できる)されているレッドデータブックにはかなり生息地情報が細かく記されてい

る県があります。

私自身東北地方のレッドデータブックは幾つか手に入れましたが本当に細かく記

載されています。

同じくして三重県版は非常に事細かに生息地の情報が記されています。かなりオススメですので

専門書店あるいは本屋さんで注文・購入することをオススメします。

私自身もここまで載せてもいいのだろうかと疑問に思うところですが・・・。

ですから私が載させていただく記事と三重県版レッドデータブックの生息地情報とが被ることが多々あります。

  それではまた明日からもよろしくお願いします。

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~昆虫採集記2004年10月17日IN 千葉編~

         

      昆虫採集記クロゲンゴロウ・マルガタゲンゴロウ編

 出っ発~っ!!いきなりハイテンションで見苦しいが、就活で内定が出たので採集へ出かけることとした。今回も暇人である自分は、千葉県へ出張、放浪の旅を続けるわけではあるが、関東地方での秋採集は初めてということもあって、かなり気合が入っていた。10月15日の夜9時頃三重県を出発して、高速を使わず下道で千葉県

まで移動した。実際に採集に費やした日数は3日であったが、そのうちの2日間は
千葉県への移動とポイント探しのために富津市と君津市を右往左往していた。千葉県は三重県と同様に自然が豊かで山間をぶらつくだけでもかなり気持ちの良いところである。しかし、10月17日の三日目になるまで何の収穫もなくブラブラとしていたため、そろそろ気を引き締めて掛かることにした。
 君津市の久留里近くの山間部を走行中に水田に湧き水が流れ込んで入るが、雑草が多く生い茂っている棚田一帯を発見した。その辺り一帯を見て回ると休耕田が二、三ほど見つかり、様々Photo_2 な湿生植物が茂っていたが、特にセリが群生していた。そう、まさに石川県で初のシャープゲンゴロウモドキ採集の採集場所に類似していた。おぉ~何かいいんじゃないの~とか独り言をつぶやきながら、さっそく準備に取り掛かった。網を早速入れ、ガシガシと攻める。すると小型のゲンゴロウが一掬いで大量に入った。五、六匹入っただろうか。入ったゲンゴロウは、コシマゲンゴロウであった。この種も居るところにはいるが、環境がある程度良くないと、まとまった個体数が見られなくなった気がする。ただ自分の腕が悪いだけかも知れないが・・・。さらに網を入れる。すると、またコシマゲンゴロウは沢山入ったが、その中に二匹だけ少し大きめのゲンゴロウが入った。ん?よく見るとマルガタゲンゴロウである。青森県、秋田県、岩手県で採集して以来の自己記録である。マルガタゲンゴロウは最近環境の悪化が原因で数が少なくなってきているらしいが何よりこの場所の環境が良好であることの証明であるとともに、居るところにはいるもんだなぁと強く感動した。いつも、このような気持ちになるたびに思うのだが、このような環境が後世まで残っていくことを強く願ってやまない。さらに攻める!すると先ほど捕った倍の数のコシマゲンゴロウとマルガタゲンゴロウが網に入った。さらに続けるがコシマゲンゴロウとマルガタゲンゴロウのオンパレードである。場所を移動するにつれてコシマゲンゴロウよりマルガタゲンゴロウの方が多くなってきた。一体全体、何なんだろうか?一所で膨大の数のマルガタゲンゴロウが採集できる。このような環境もあるところにはあるもんだなぁとか思いながら、さらに続けた。マルガタと同時に腹側が黒い大型のゲンゴロウが転がり込んできた。何だ?この大きなゲンゴロウは?先まで小さなゲンゴロウばかり見てきたのでかなり大きく感じた。ある種のなんとも言えない期待感が膨らむ。表を向けるとクロゲンであった(嬉→悲)。シャープかな?なんて大き過ぎる期待をしていたため、外れた時のギャップもそれなりに大きかった。滅多なことは考えるなということであろう。

  

 しかし、どう言う訳か、田んぼの歩道が掘り返されたようになっていて歩きにくかったのが気に掛かった。人が訪れたような形跡もあったことやコシマ、マルガタ、クロ、ガムシなどが立て続けに入るため、自信が確信に迫りつつあった。しかし、全体を一通り網を入れてみたがシャープは発見できなかった。また時期を変えて採集にやってこようと思う。それにしても、この休耕田自体はそれほど面積はなく水深もほとんどない(よくあって2cmほどだろう。)この一所で、なぜこれだけの高密度のゲンゴロウが採集できたのか本当に驚きである。私自身の気持ちとして、この場所は必ずシャープが居ると確信している。石川県で採集できたシャープの生息場所にかなり類似した環境だったからである。その上外界からの異物や農薬の混入がおそらく無いことから、湧き水が枯渇しなければ今回採集できた種の生息維持が可能であると判断できた。さらに文献でシャープのいる場所で採集されるゲンゴロウの種類が極めて酷似していることが確信に変わる大きな要因となった。一方、クロゲンゴロウは岩手県、秋田県での採集以来であり、正直驚いているのだが~以来の採集が今回の採集では多いので正直なところ今回採集できた種類全てに新鮮な感じがした。目的の代物が採集できなくても、何が入ったか網を上げてから確認するまでのドキドキワクワク感がたまらなくいい。子供心を忘れずに過ごしたいものである。これだからゲンゴロウ採集はやめられない。今回の採集でもうひとつ、ここ数年間で様々なところへ探し回っているうちに、主にオオゲン、エゾゲン、シャープ(コ)、ホンシュウ、クロゲン、メススジ、マルガタ、シマ、ハイイロ、コシマ、エゾヒメ、オオヒメと採集記録を重ね徐々にアズマに近づきつつあることで、採集のポイント探しのスキルがアップしてきているように感じた。

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~昆虫採集記ホンシュウオオイチモンジシマゲンゴロウ(2004年7月12日)~

 

今回の採集は北海道旅行も兼ねての採集です。敦賀からフェリーで小樽まで行こうと思ったのですが運行中止となっていたため、秋田から乗船しようと考えていました。その途中に千葉県で何か採れないか寄ることにしました。

7月8日天気は晴れ時々雨。深夜0時30分頃に自宅を出て千葉県へ。千葉県の房総山間部へ昼前に着。

大多喜町を走行中に休耕田があり、かなり藻のような水草とセリや丈それほど長くない水草が水面を覆い、水は濁っていました。

早速網を入れてみると、オタマジャクシやアメリカザリガニが大量に入り、時折ヤゴが入る。何度か繰り返し掬っているうちに変わったゲンゴロウが入りました。

少し円柱状の灰色をした小型のゲンゴロウで、それはハイイロゲンゴロウでした。

三重県では記録がなく自分も採集したことがなかったのですが、一目見てすぐにわかりました。

もう少し大Photo_4 きいだろうと思っていたのですが、自分が想像していたのより小型であったことに驚きました。

ハイイロゲンゴロウは富栄養の水域での生息が可能であるらしいのですが、確かにその休耕田は見て取れる状態でした。

さらに続けましたが、このハイイロゲンゴロウ♀一匹のみの採集であったためリリースし、休耕田では他に目新しいものは採集できなかったため別の場所へ移動することにしました。

次に某市境付近でなかなか良さそうな休耕田を発見、採集を開始。

しかぁし、なぜか泥が変な腐敗臭を漂わせ、生き物自体が全くいない、本当に臭い。

なにが泥に含まれているのだろうか?

ヘドロのような臭いです。

抽水植物はとても沢山生えているが、生き物は何にも入らない。水面にも油など外から水田に混入してはいないが、どういうことだろうか?ホントに臭い。

よくわからないまま、近くの別の休耕田で採集。その休耕田は水深はほとんどないに等しく、休耕田全域には水は行き渡っておらず、ところどころに水がある程度でした。

網を入れてみると、ヤゴが入ったが他には何も入らない。さらに入れると黒色で黄色の縞模様で中型のゲンゴロウをゲット。シマゲンゴロウです。

採集でいろいろと回っていますが、この種は最近マルガタゲンゴロウとともに徐々に少なくなって来ているような感じがします。

両種とも少なくなってきているような感じですが、山間部の水田などではシマゲンはまだまだ見られます。

マルガタはかなり環境が良いところでないと採集が困難になってきています。

ここの場所は休耕田に水が全面は行っていれば、他の生き物も採集できたのではないかと思いましたが、ここの休耕田でも目新しいものは採集できなかったので移動。

変な言い方ですが、所構わず網を入れることに意義があると思っていますので、入らなくても問題はないんですね。

U字溝のコンクリートにもよく、ガサガサと網を入れたりします。

千葉県での採集で一度は採集してみたい種類は、アズマゲンゴロウモドキ、ホンシュウオオイチモンジシマゲンゴロウです。

ともに採集が極めて困難であるため千葉県へ来ては右往左往し、採集できるのは運任せという様な感覚で挑んでいるため、要領が極めて悪いけれど、その分何も考えなくても良いので楽です。

アズマゲンゴロウモドキの方は、石川県でこの種の亜種であるコゲンゴロウモドキを何度も採集しているため、何となく生息環境や居そうなところを感覚的に分かるのですが、ホンシュウオオイチモンジシマゲンゴロウは文献を見ても「普通のゲンゴロウ類が生息しないような場所」や「湧水や染み出し水でできた池」、「ヨシの茂る湿地」などと、どれも同じ事しか書かれていないので、今ひとつ、ピンっとこないんです。

今日は非常に天気が良く、かなり暑い。夏の季節は非常に好きな季節ではあるのですが、毎年この時期は夏ばて気味なので、かなり応えながら探し回りました。

苦難の末に辿りつく境地が格別に最高であることを自分自身認識しているので、暑さや寒さは何とかしよう・・と。

某所の休耕田に差し掛かったところでは、ゲンゴロウ類が居そうではあったのですが、ゲンゴロウ類は確認できず、メダカの群集が広範囲にわたって観察できました。

俗に言う、まさにメダカの学校ですね。そのほかにはコオイムシやヤゴ、ドジョウが観察できましたがゲンゴロウ類は全く観察できませんでした。

移動・網入れ・移動を繰り返すうち、ふと通りかかった農道脇に小池が2つ確認でき、様子見に車から降りる。

かなりショックッキングなことにアメリカザリガニが池の脇の草むらからのぞいただけでかなり確認でき、奥に続く道の途中にも小池が3つほどありました。

確認できた池のうち、2つが薄暗い小池になっていて、日差しはほとんど差し込んでいなかったです。

このような生息環境は、アメリカザリガニの生息を除けば、青森県の山間で採集したメススジゲンゴロウの採集場所に極めて類似していました。

そのため、何が採集できるのか好奇心もあって早速採集を開始。

奥の薄暗い小池2つはアプローチがしやすいためPhoto_5 こちらを中心に攻める。

突破締めから大量のアメリカザリガニが網の中で手を挙げて(威嚇)歓迎してくれました・・・(汗(涙)。

一気にやる気を無くしてしまいそうである。

ヤゴやヨコエビの類は入るがほとんど目新しいものは入らない。

場所が場所なだけに虫除けジェルを大量に塗ってからはじめたにもかかわらず、大量の蚊に刺された。

日が差し込まず、かなり薄暗いのに、この暑さはかなりイジメである。どの場所でも採集を始めて1時間は網入れを行うことが多いですが、ここの場所は上記の採集物以外には網に入らない。

あっつ~~~、汗だくになり、へばりながらも続けた。

しばらくして、ようやくヒメゲンゲット!!ッ・・もう駄目だ~、1つ目の池の外周を一通り網を入れて回ったため切り上げようかなと最後の網の中の物を池辺に上げたとき、一匹のゲンゴロウが落ち葉の間から跳ね出てきました。

しかし、池辺の落ち葉の中へ逃げ込まれました。

アっ!と思いながらもチラッと一瞬見えたのですが、明らかにヒメゲンの大きさではなく、中型サイズのゲンゴロウであったため、慌てて探して見つけ出しました。

あれっ?んっ?「うおしゃあああ~」と林中で木霊。

網に入っPhoto_6 たのは、紛れも無くあのホンシュウオオイチモンジシマゲンゴロウ♀でした。

前翅は見事な美しさであり、クロゲンとヒメゲンの中間サイズの大きさが、また一層気に入りました。

暑い中諦めずに採集を続けて本当によかった。

あと一回網を入れていなかったら・・・、と思うとなお一層嬉しさが込み上げてきます。

ホントに後一歩のところで別の場所に移動してしまうところでした。

まさに間一髪です。

その後、同じ小池で一度回ったところも探しましたが見つかりませんでした。

そのため、さらに奥にあるこの池よりは大きめの池で採集を始めることにした。

こちらも相変わらず、アメリカザリガニだらけです。

しか~し、ヤル気は殺がれない、同じ手には乗らな~い。

どんどん網を振るう。

ここでも1時間ほどして再び1♀を採集でき、♂を狙って続けたいところでしたが、採集を開始してから数時間が経ち、確実に今の自分を突き動かしているのは一匹目が捕れた喜びだけからでした。

流石にかなりフラフラになっていて限界に近く、ここで中止しました。

愚かなことに夏バテというより日射病や熱射病の類であったと後から気がつきました。

車内のルームミラーを見ると顔に血の気が無く、唇がおかしな薄紫色になっていました。

少しマズかったようです。

2時間ほど車内で冷房ガンガンで水分補給と休憩を取って採集に戻り、めでたく♂を採集できました。

○成果

ホンシュウオオイチモンジシマゲンゴロウ×2(1pr)

ヒメゲンゴロウ

アメリカザリガニ×大量

コオイムシ

ドジョウ

メダカ×大量

ヤゴ

ヨコエビ

ボウフラ

以上になります。

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~昆虫採集記シャープゲンゴロウモドキ編(2004年3月26日~3月27日)~

  

    

 大学を卒業して実家(三重県)に戻り、数日が過ぎてからふと思ったこと、去年の失態によりシャープゲンゴロウモドキの♀を逃がしてしまったことであった。♂のみの持ち帰りとなったため、目に映る♂だけの姿が何かと寂しく映った。今思うと、3月~4月までの初春にかけてシャープゲンゴロウモドキの産卵期にあたるが、♀の不在ということもあって産卵させることもできない。また、もう一度捕った時の、あの喜びと感動を味わいたいということもあった。たとえ生息場所・産卵場所において危機的であったとしても、産卵期であれば、彼らも子孫を残すために、細々とした環境のなかで限られた良好な生息場所・産卵場所を求めて一ヶ所に集中するだろうという自分の可笑しな推測をもってして、昨年シャープゲンゴロウモドキを採集した石川県の能登半島へ出かけることにした。2004年の2回目の採集となる今回の採集では3月26日~27日を採集の予定として26日の夜9時に三重県四日市を出て、下道を通って滋賀県福井県を通り、石川県に入った。石川県金沢市へは6時間かかり、そこから現地へは2時間近くかかった。

 

 現地に着いたのは27日朝8時。そしてキックオフ。と思いきや、即効でテンションダウンorz・・・・。昨年シャープゲンゴロウモドキが採集できた休耕田は棚田の真中あたりであり、その下の段には放棄水田であったが、今回その採集すべき休耕田の真下の放棄水田で工事が行われていて、ショベルカーも導入されていた。当の休耕田の真下は引っ掻き回されていてほとんど水田としての形もないほどであった・・・。またか・・という衝動に駆られた。過去に、自分が小学生の頃であったと思うが、自分で見つけたカブトムシとクワガタムシの採集ポイントも道路の開通整備で破壊されて何とも言えないような悲しい思いをした事があり、(シャープとはレベルが遥かに違うが、過去のことなので・・・汗)なぜこれほど自分の見つけたポイントばかりが破壊されないといけないのかと強い憤りを感じた。アズマゲンゴロウモドキの生息場所・状況共にかなり危険な状態と聞くが、現状ではまだ個体数が確認されているコゲンゴロウモドキの方も他の生物と比較して只でさえ個体数は少ないために、このように環境が破壊されれば、アズマゲンゴロウモドキのように二の舞になるのではないかという不安も感じた。耳にしていても、現実を目のあたりにしているためか余計に気になってしまった。このような訳で、実際は昨年採集できた休耕田への直接の被害はないものの真横の水田までドンパチしているため影響は否めない。また昨年では湧き水が上流から流れていたが、今回では流れ込んでおらず、所々水溜りになっている程度であった。また植物(主に湿生植物)もほとんどなかったため、網は入れたもののドジョウやハッチョウトンボのヤゴ、ヒメゲンゴロウしか入らなかったため、他のポイント探しに当たった・・。

  昨年に採集できた休耕田からさらに上流にある休耕田に向かった。その休耕田Photo は、たくさんある水田の中のひとつで昨年・今年と水は入っていたが、他の水田では休耕田か放棄水田となっていて水が入っていなかった。今年になって気がついたことではあるがその休耕田は山間部の頂上の開けたところで丘陵地となっており、比較的平たい地形で直接湧き水が流れ込んでいた。シャープが生息する環境としては良好であった{左上写真(これは夏期の写真なので緑葉ですが、春季には、まだ枯れた草で写真全体に写る草場が小麦色をしています)(左下)}。休耕田はセリが多く茂っており、なぜか水は泥で濁っていた。また蛙の卵が至る所に確認でき、孵化したオタ37 マジャクシが気分が悪くなるくらい水面近くを泳いでいた。

  

 良さそうなので早速スタート!!セリが多く茂っているあたりの根元から網をガンガン入れて攻める。すると予想はしていたがオタマジャクシがもういいというぐらいに・・・、続いてヤンマ科のヤゴが大量に入った。また野生のクロメダカも多く入った。アカガエルも入ったが動きが鈍い、どうやら冬眠中の個体を起こしてしまったようだ(スンマセンm(= =)m)。シャープはなかなか入らないが続ける。しばらく続けて網に入った水草の下から出てきてピチピチと魚のように跳ねている個体を発見した。おぉ、裏返しになっていたが腹部が黒色であった1371 ため,シャープゲンゴロウモドキであると分かった。おぁぁぁぁ、きた~~~。♂か♀か、緊張が走る。・・・その個体は残念ながら♂であった。サラに網を入れると、また入ったが♂であった。さらに続けて底の水草ごと大量に掬うとオタマやヤゴ、オオコオイムシ、メダカが一掬いでかなり入った。他にいないか網の中を見ていると、泥に埋もれた水草の下からシャープが出てきた。その個体は翅に溝が入っていたため♀だとわかった。かあぁぁ~~~ついにやった~、捕まえた。昨年も♂♀で捕れたのに♀を逃がしてしまったためか今回は更に喜びが増幅されたようであった(左下:うわぁ、見にくいですね、申し訳ありません)。本当に感動の一言であった。1つの休耕田だけで三37_2 匹捕まえているが、水田の中でも初め採集していたセリの多く茂っていたあたりでは全く捕れなかったが、水田の角の端一ヶ所では多くの個体が採集できた。この休耕田だけでどれだけの個体がいるのだろうか?♀が捕れただけで、すでにノルマは達成であったが、さらに網を入れ続けると♂が入った。更に続けて、おもしろいぐらいに網に入る。こんなに捕れていいのだろうか?頭がおかしくなりそうである。さらに、♂が二匹入った。休耕田の全て回ったが、これ以上は捕れなかった。♂2匹をリリースして、1時間余りの採集は終了となった。絶滅危惧種Ⅰ種がこんなに捕れたことで喜びと感動以上のものを頂いた気がする。本当に感謝の一言である。今回は時間もあったため能登半島を横断して249号の輪島市から珠洲市へとドライブをしてから帰った。1つの休耕田の端だけで自分ではちょっと前までは考えられないぐらいシャープゲンゴロウモドキが多く採集されたため本当に嬉しかった。いつの日か、能登半島だけでなく、石川県のいろいろなところを回って採集してみようと思う。また1つの休耕田の端っこだけで多くの個体が採集されたことから偶然である確率が高いが、いろいろな採集ポイントを回って、どうしてこういうことが起こったのか確認してみる必要があると考えられる。

 今回の採集記録

・シャープゲンゴロウモドキ×6匹(内2ペア持ち帰り、♂2匹リリース)

・ヒメゲンゴロウ×2匹

・ガムシ×1匹

・オオコオイムシ×7匹

・メダカ×大量

・オタマジャクシ×大量(ほぼ∞)

・エゾアカガエル×2匹

・ヤンマ科ヤゴ×5匹

・ヤゴ(ハッチョウトンボ?)×3匹

・ヨコエビ×大量                 以上

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~昆虫採集記2003年10月25日友人Oさんとの採集にて~

   

   10月24日深夜11時前にアパートを出て0さんとの待ち合わせ場所である大学へと向かった。0さんとは5月ごろからゲンゴロウ採集に青森県へ行く約束をしていながら、なかなか機会に恵まれず5ヶ月以上もの月日を経て、ようやくこの日に行く予定が立った。0さん、長い間延期をしてしまったことをこの場を借りて誤ります、すみませんでした。ってわからないですね(笑)。そして、今回は0さんのほかにS氏にも参加していただく予定であったのだが都合が悪く、参加を強く願っていたS氏にとっても自分にとっても非常に残念なことであった。0さんと大学で会い、荷物を自分の車に乗せていざ行かん!。いつもなら一人で行く採集なので主役は自分になるのだが、今回の採集は以前から採集に参加を強く願っていた0さんが主役なので、今回の自分は、いつも行くポイントの中で最も多くゲンゴロウの捕れるポイントを攻めて0さんに採集を満喫してもらうという予定であった。

秋田県での採集場所で一番の目的は、オオゲンゴロウであったが、他の地域では10月の採集は、かなり適した時期ではあるけれど、採集地一帯は比較的土地が高地にあり、非常に寒く、すでにこの時期に気温はマイナスに突入していたため、正直に言って時期が少し遅く、オオゲンが捕れるかどうか不安であった。大型ゲンゴロウのうち、この時期でもまだたくさん見られるエゾゲンゴロウモドキ、ゲンゴロウモドキなどは寒い時期にも活動が少し鈍る程度なのでオオゲンよりこちらのほうが捕れるとは思うよ、というようなことを0さんと車内で話しながらまず、
岩手県107号から秋田県の本荘を抜け仁賀保高原へ向かった。

 

仁賀保高原に着き、ポイントに向かったが水が少なくテンションダウン、そして何よりメチャメチャ寒い!ホントに寒い!!鳥海山から吹き降ろす風に二人揃って震える始末で採集どころの話ではなくなってきた。鳥海山は白く見えたが雪が積もっていたのだろうか、風が非常に強く立っているのが厳しく、この日に選んだのが間違いに思えるぐらいであった。秋田県の主なポイントを0さんに伝え、そのうちの二、三ヶ所回ったが即行で秋田県での採集はパスになった。とても寒い上に、みぞれっぽいのがちらついている。どうも天気予報が外れたようである。北国の冬は本当に早いことを実感しつつ、青森県へと向かうことにした。

北上していく青森県への道中の日本海を見ながら波がとても高いのを見て自然の力は強く、非常に怖いものを感じた。

途中でにわか雨にやられながらも、青森県に着いた。

なぜかこの日は、秋田県よりも青森県の方が暖かく感じたぐらいである。

風が無かったのがよかったみたいである。

青森県では春先にエゾゲンゴロウモドキが大量に捕れたことや産地が局地的である。

ススジゲンゴロウが何匹か取れたこともあってそこをあたってみることにした。

紅葉がとても綺麗でみていて飽きなかった。

ポイントへは正午に到着。運がよく雨がやんでいた。

この時間を逃すとまた雨にやられるような予感がして早速採集に当たることにした。

日差しは差し込んでいるが、かなり薄暗く林道はあっても人はほとんど通らない場所である。

水深はそれほど深くなく最も深いところでも深さが2mあるかないで岸辺では230センチの深さのところがほとんどであり、落ち葉が堆積していて池はかなり広かった。

さて、網を持って早速開始、ガシガシ攻めていく。

すると少しして0さんが叫んだ。

自分に向かって何か入ったことをアピールしている。0さんは‘デカイ!’の一言。

エゾゲンかな?などと予想はしていたが網に入っていたのは、やはりエゾゲンゴロウモドキであった。

その後しばらく両者とも捕れなかったのだが、自分がメススジゲンゴロウをゲットしてからは両者ともエゾゲンとメススジのオンパレードであった。

自分はまだまだ0さんを十分に案内できる余裕はないけれども、この場所と近辺での採集場所をほとんど教えた。

0さんはかなり満 足な様 子であったため区 切りを付けて、引き上げることにした。

終わったのは14時ごろで、2時間ほど掛けて採集をしていたことになった。

結果は、エゾゲンゴロウモドキ×3ペア、

メススジ×4ペア、

オオヒメゲンゴロウ×6匹、

ヒメゲンゴロウ、

マツモムシ、

ヨコエビ、

オタマジャクシ(種不明)、

ムラサキトビゲラ、

ヤゴ(種不明)×大量ということで容器の中は、上記の代物でウジャウジャであった。

メススジに限っては探せばまだまだいると思うがもういいというぐらい捕ったので即行リッリース!。

同じくエゾゲンも。

北上して車力村へ向かった。

  

  今日の車力村秋田県と同様に、かなり風が強く立っていてかなり寒かった。かなり変な時間に着いたためポイントでの採集は明日からにして今日は向かう途中にある池で捕れそうな場所を探しながらポイント付近の道の駅で泊まることにした。

その夜はゲンゴロウの話で持ちきりになり、自分も長い時間の運転で興奮して眠れなかった。

車内の電気を点けて0さんと話をしているとおまわりさんがやってきて職務質問となった。

日常茶飯事である・・・・。平日でしかも、この時間で車内に電気がついていたら、おかしく思われても仕方がないというところであろう。

そんなことよりも、実物を見せて話をしているうちに警官の方が話しに食いついてきて、自分たちからすれば、逆に職務をまっとうできているのか?この警官は、と、疑問にさえ思える状況であった。

警官の方の話だと30年もここに住んでいるが、そのような話は初めて聞いたとおっしゃっていた。

やはりいないのだろうか?、探しに出たことがないのだろうか?

どちらにしても感じのよい警官でよかった。

職質の方はものの10秒で終わり(職質と言えないな、これは(笑))

話の方にしばらくの間 没 頭した後、巡回に戻 られたようであった。

 

  さて、次の明くる日、25日は十三湖周辺の池であるが、ここでは20~30匹のオオゲンを春にゲットできたが、今回は秋田県の時と同様に時期が時期なので捕れるか捕れないかは、かなり運の要素が絡むところでもあった。

現地へ着いて網を入れていくと案の定、しばらくは何も取れなかった。

が、しかし、少ししてマルガタゲンゴロウが網に入って、自分も0さんも、俄然やる気が出てきた。

そして0さんもマルガタゲンゴロウをゲットし、合計で4ペア採集できたがそれ以上の結果は出なかったので、撤収。やはり、オオゲンは時期が悪いのだろうか。

しばらく十三湖周辺のポイントを教えて、新たな採集ポイントがないか探し始めた。もし車力村や十三湖周辺でオオゲンが見つからなかった場合は太平洋側の東通村へ行く予定を立てていた。

ゲンゴロウ採集を始めて日が浅く、ポイントもそれほど知らないため、この機会にOさんと共に新たなポイントが見つかればいいのだが・・・。

 新たな採集ポイントを求めて車力村の農道を突っ走っていると、その脇になか2 なかよさそうな用水路が見つかった(左写真)。

しかし、水が橙色をしていて鉄 色をしていた。

しかしミズスマシやオオミズスマシはかなり沢 山いる。

これはどこかで見たことのある一景色である。

そう、東通村でのエゾゲンゴロウモドキ初採集のときと同じような水環境である。

そのようなことが頭の脳 裏をかすめながらも網を入れると一掬いで数え切れないような数のヒメゲンゴロウが入った。

さらに続けるとコオイムシ、ガムシ、ヒメガムシ、ミズスマシ、オオミズスマシが大量に入った。

おぅ、おぅ、おぅ!。何か良さげだ。

自分の持っている網も大きいので水面にいるミズスマシなどはガンガン入る。

そして少し離れたところで網を入れていた0さんが何やら慌ててこちらに駆け寄ってきた。

かなりの大物が入ったというのである。

網を覗いてみると青森県北西部の樹林内の湿 地や東通村で捕ったエゾゲンゴロウモドキそのものだと思った。

何しろ形がそれだったからだ。

青森県には生息するゲンゴロウモドキ属 はゲンゴロウモドキとエゾゲンゴロウモドキの二種がいることになっているが、ゲンゴロウモドキの方は、青森県での記録は極めて稀なため、0さんの捕った代物を見た瞬間にまず、エゾゲンゴロウモドキだと思った。

しかし、なぜか?どうも?色が微妙に違う?気がしたり、雰囲気が(直感的に?)違う気がしたので腹側(腹側に両者を区別できる縞模様がある)を向けると、おんや、まあ!

(両者とも目がパッチリ)、びっくり仰天である。

何と0さんは青森県産ゲンゴロウモドキをゲットしてしまった(写真がなくて申し訳ありません)!!!しかも無溝型の♀である。

本当に信じられなかった。

自分も見るのは初めてでゲンゴロウモドキを採集するのにはまず、北海道へ遠征に行く必要があるだろうと思っていただけにかなり驚いた。

正直、絶対数が少なく、青森県で捕ることを狙って(目標にして)捕れるものではないだろうと勝手に思い込んでいただけにかなり驚いた。

そのようなわけで俄然両者にやる気が出てきて♂もゲットして帰る勢いであった。

当 初の目的であるオオゲンゴロウはまだ見つからなかったが、ゲンゴロウモドキをゲットしたためにそのムードに飲まれて忘れかけていた。

ガムシ、コオイムシ、オオアメンボ、ドジョウ、ヤゴ、ヨコエビ、メダカ、フナ、イトヨ?のような金色の魚などは大漁に入るがやはり見つからない。徹底的に探し出した結果、ようやくオオゲンゴロウの♂を一匹ゲット!。

掬ったときのあの元気良さはこの寒さのため見られなかった、少し冬眠態勢に入っていたようであり、動きが非常に鈍かった。

駆けつけた0さんの喜びに自分たちの苦労が報われるような気がした。

その後、付近を探してみたがやはり見つからなかった。

ここでの採集と青森県北西部の湿 地での採集で0さんには、かなり満足していただいたようであるのでそろそろ、帰路に着くことにした。

  0さんは帰 りに日本海の荒波の写 真 を撮りたいとのこと、ご要望に応えて日本海から帰ることにした。

初めてのゲンゴロウ採集に2日は少しきつかったのか、0さんは、青森県岩崎村あたりから秋田県能代市辺りまでかなり深い眠りについていたようであった。

0さん、無理をさせてすみません。

自分はゲンゴロウ、タガメのことになると体力限界突破が可能なので・・・)夜7時から8時ごろの帰り道、能代市では雷雨がすごくて自分の運転席から程近い一直線上前方で市街に雷が落ちたとき、イナピカリに目がくらんで運転が危なかったのをよく覚えている。

26日午前0時30分ごろ大学に0さんの車の止めてある駐車場に着いた。

到着した時には雨もやんでいた。今回の採集物を分け合って無事何事もなく終了となった。

 後日、何度か自分ひとりでここまで足を運んで観 察に来ているが津軽半島一帯ではオオゲンが6月から急激に個体数の減少が見られ、その後7月、8月前半にかけて、ほとんどいない時期が続くことが分かった。

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本当にありがとうございます。

  

   ブログを作成してから短い期間の間に、こんなに沢山の方にご覧になっていただいて感謝感激です。涙もろいので、ちょっぴり涙がこぼれました。

  また私自身思うのですが、ブログをご覧になられたとき、写真の画像が小さかったり、ぼやけて見にくかったりと難儀な思いをされたと思います。デジカメからパソコンに取り込んだ際には、きれいにきちんと写っているのですが、ブログに画像を挿入するとなぜか、ほんのりとぼやけて見にくくなってしまいます。もしよろしければ、どなたかきれいに画像を挿入する方法をご存知の方は、お手数ですがご連絡いただければ幸いです。

  これからもより良い記事を更新できるよう頑張っていきたいと思いますので、皆さん応援してください。本当にありがとうございました。

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~昆虫採集記シャープゲンゴロウモドキ編(2003年7月16日初採集)~

 

 7月15日、以前から図鑑などで目にしていたシャープゲンゴロウモドキの採集に出かけることにした。シャープゲンゴロウモドキには二つの亜種がいて、一つは千葉県に生息が確認されていて個体数、生息地とも極端に限られているアズマゲンゴロウモドキ。一方、石川県、富山県、新潟県などの主に日本海側に生息が確認されているコゲンゴロウモドキがいる。どちらも大変貴重で、その絶対数もかなり少ないため、幻の水生昆虫といわれているらしい。そのため捕れるかどうかは運にも左右されるということになる。エゾゲン採集のときと同様に、全く以って、順序がハチャメチャである。シャープゲンゴロウモドキは生息地に対する要求性が高く、今回は特にポイント探しが特に重要になることは間違いなさそうである。初心者である自分はアズマより比較的個体数と生息地が確認されているコゲンモを攻めることにして、石川県の能登半島へ向かうことにした。

 
 岩手県大船渡市から107号で秋田県の日本海側へ抜けて、南下。新潟県、長!かなりの長旅の末、ようやく石川県の輪島市に到着。新潟県の8号線で朝、酷い渋滞に巻き込まれたことと、休憩を入れずに運転していたこともあって非常に疲弊しきっていた。輪島市(穴水だったかも)にある道の駅に着いたときには深夜だったので明日に向けて体を休めることにした。着いたときには雨がしとしとと降っていて、明日には止まないかな~などと外を時折眺めながら、車内で図鑑と本を読んでバッチリと明日に向けての予習も済ませた。

次の日の天候はすっきりしない天気ではあるが、そんなことは気にも留めず、テンション高く、気分はマックス。早速ポイント探しに向かう。針葉樹林が多く薄暗いところでは少し不気味であった(かなり臆病、これじゃヒグマの生息圏である

北海道採集には行けないな;)。実家の方では休耕田や放棄水田は、ほとんど目にしたことがなく、本や雑誌でみたような場所がなかなか見つけることができず、本当にあるのかどうか非常に困惑した。また能登地方は、かなり広範囲にわたる針葉樹林帯と山に覆われているため、見通しが悪く目に付くところはいたるところに杉ヒノキの類ばかりで本や雑誌で言う‘山間部の休耕田’といっても、今ひとつピンと来ない部分があった。大きな道から細い脇道にそれていくところが、たまたま見つかったので進んでいくと棚田が広がっているが、今は利用されていないようであり、休耕田となっていた。所々に草が生い茂りこれに水があればなぁなどと思いながら車窓を開けて外をのぞくと上流から流れてくる川のせせらぎとそれが休耕田にPhoto 流れ込んでできた湿地を発見することができた(左写真)。雰囲気的に何か良さ気である。何しろ初めてのシャープゲンゴロウモドキ採集なので、何がどういうふうに良ければ可能性がある、なんていう定石みたいなものは全く知らないため手当たり次第良さそうなところはあたってみるしかない。ということで、とりあえず車を止めて見に行くことにした。

かなりの湿生植物が生い茂り、セリに至っては花を咲かせていた。この時、シャープのいる放棄水田などではセリが多く生育しているのを目にすることができるというようなことを本や雑誌で載っていたのを思い出して、いるかどうかもわからないのに、なぜかニヤけてしまった(傍からみれば、かなりアブない人物に見えること間違いなし)。もうここしかない!と勝手に決め込んで早速準備にかかり、いざ出陣。土手を下りていくとハッチョウトンボの群れとイトトンボ(種類まではみていないがかなり多くの種類)が出迎えてくれた。シャープは警戒心がかなり強いらしく物音がすると水草の根元や泥中に潜ってしまうと本では書かれていたが、音を立てずに水田に入ること自体、この場所では不可能に近かった。バキバキと枯れた細い枝の折れる音を立てながら進むと水田の方からチャプっという音が聞こえてきた。カエルか何かの生き物であろうと思いながらも、その場所に網を入れて泥ごと掬ってみる。するとオタマジャクシがたくさん入ったが、そのほかには目を引くものはなく水草が大量に入っていたので出そうとしたとき緑色の尻が水草の間から出ていて、その尻にはラインの入った溝がいくつか見えた。青森県ではエゾゲンゴロウモドキを捕ったときに♀がこのようなラインの入った溝を有していたのをすぐさま思い出したこと、ここは石川県であり、エゾゲンの記録はおそらくないと思われること、これらが一気に頭の中で処理されたことによる期待が高まり、早速水草をどける。おわ~~わぁ~(もう言葉にならない)。ありえねぇぇぇぇ~。網の中にまぎれも無くあのシャープ(コ)ゲンゴロウモドキだぁぁぁぁ~(朝7時21分)。捕ってしまったぁぁと心の中でエコーが架かると同時にプルプルとニヤケながら身震いしていた。妙に冷静ではあったが口もとは間違いなくV字になっていたのを覚えている。水田横の道路はかなり細い道であったが、以外にも車の行き来が多く、付近に誰もいない水田で一人ポツンと立ちながら、にやけた姿は、その道路を走り去っていく車からは、どのように映っているのかあまり想像したくない。天気は悪く薄暗い時に、田んぼの中心近いところでにやけて何をしているのか?変質者と間違えられても一向に不思議ではない状況である。曇り空ではあるが、紫外線によって翅が緑色に輝いていた。この瞬間が最も印象的であった。また、成体はかPhoto_2 なり翅に艶があるため、今年の新成虫であると考えられる。(後に羽化したての個体は、こんな色をしていることを知りました。)採集できたのとほぼ同時に、雨が降り始めた。ぜひ今のこの瞬間をいろいろとカメラに収めておきたいと思い、網をねじって逃げないように道端に置きカメラを車にとりに行った。これが地獄の始まりだとは知らずに・・・。車内からカメラを取りだし、再び網の置いてあるところへ戻り、写真を撮ろうと網の中を覗いてもいない、水草の中に隠れてしまったのかなと探すがいない。どこにもいない・・・。最悪の事態である。超珍虫をゲットしたにもかかわらず逃がしてしまったらしい。付近の草むら、道路等を捜したが一向に見つからない・・・・。ショックどころの騒ぎではなかった。至極の幸福と至極の不幸をひと時(およそ2分間)の間に両方味わってしまった。自分は真の間抜けだと思った瞬間でもあった。ガクッと来て一気にやる気が抜けてしまった・・・。

しかしこの休耕田には、シャープがいることがわかったため、まだ居るかもしれないと気を取り直してバシャバシャ網を振る。セリが群生している付近のところをガバッと掬ったところ、次はシャープの♂をゲットできた。こちらも翅に傷がなく艶艶して、とてもきれいなので今年羽化したばかりの個体であると考えられる。それにしても大量のセリが、よくもまぁ、これほど生い茂っているものだと感動した。セリはシャープの産卵草でもあるので踏み倒すのは避けて採集をした。シャープゲンゴロウモドキ♂×1、♀×1(逃走)のほか、オオコオイムシ(初採集、コオイムシより幾分大きい)×大量、ガムシ×3、ヒメゲンゴロウ×大量、ヒメミズカマキリ×1、泥まるけの小さなヤゴ(種名は不明だが、おそらくハッチョウトンボ)×大量、オタマジャクシ×大量、ハッチョウトンボ♂♀成虫×大量、イトトンボ×多数の種などである。

結局いろいろな場所に♀を求めて、アプローチを試みたが採集は出来なかった。シャープの生息地は本当に限られているということを実感させられる日となった。しかし、初めての採集にしていきなり採集できるとは思わず、捕れなくて当たり前程度に考えていたため、逃がしてしまった後悔よりも感動による嬉しさの方が若干大きかった。捕れたときの興奮とハイテンション、そして逃走したシャープのことをいろいろ想い、自分の未熟さなどを考える内に、気づかれを起こしていたのか、かなり疲弊していた。そのため今回はシャープゲンゴロウモドキの♂のみ持ち帰りにして帰路に着いた。疲れたけれども本当に楽しかった。

今思えば本当に運がよかったと思う。すぐに採集ができそうなポイントを見つけ、そこで採集ができた。初めてのゲンゴロウ採集の時からそうであるが、車をもって移動ができるようになってから採集へ行くところ行くところ必ず目的のゲンゴロウが採集できる。映画など脚本のシナリオ通り話が進んでいくように、本当にうまく行き過ぎて、これらのことを深く考えるとおかしくなりそうである。採集初心者といってもやはりゲンゴロウ採集は良好なポイントが探せるか探せないかによるものだということに確信が持てた。しかしそれでも、今回のシャープ採集は本当に運によるものだと思う。シャープのいるような場所はあっても水が無かったり、農薬汚染された水田であったりと、自分自身が主要道路から、たまたま曲がった道沿いに見つけることのできた休耕田で、偶然シャープが見つかったとなんて、なかなか信じてもらえる話ではない上に、まさか、そこにいるとは思わなかったからである。今回は一箇所だけしか見つからなかったけれど、また能登半島で新たな生息地を発見して楽しみたいものである。時間を見つけてまた来ようと思う。

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~昆虫採集記メススジゲンゴロウ編(2003年5月29日)~

 

 

 時間ができたのでまた採集へ出かけることにした。今回は青森県の北西部を中心に攻めることにした。

5月29日午前0時30分頃岩手県大船渡市から秋田県本荘市へ国 道107号を車で向かい日本海側へ出た。折角なので今月の10日に仁賀保で採集したポイントへ寄る事にした。

岩手県を出てから5時間が経 過し、時刻も午前6時を過ぎていたため少し東の空が明るくなってきた。よい時間帯である。

採集をしていて最近思うことは、いくつかのポイント同士に、かなりの距離がある場合、明るい時間帯に採集する者にとって採集できる時間と移動にかかる時間によっては、現地に着いたときの時刻によって次の日になるまで待たなくてはいけないところが少し痛い。

暗くなり始めたときに現地へ着いたときなどは仕方がないとわかりつつも、わずか1,2時間の到着時間の早さによって日が沈んでしまい、仕方なく次の日まで待つのが不意に悲しくなるときがある。

これは採集者の皆が思うところではあると思われるが・・・。

いくつかの採集ポイントを回る時には、予め、綿密な手筈を立てておく必要があった。

そのため朝の日が昇る前の明るい時間に仁賀保での採集を済ませてから青森県へ向かう手はずである。

 

 しかし、採集した池は田植えの時期の到来のためか、水田へ水入れのために池の水がかなり少なくなっていて捕れるかどうか不安が過った。

水と水草のあるところで掬ってみたが不安が的中し、見事何にも捕れなかったためその場を後にして青森県へ向かうことにした。

 

Photo_8  ずっとずっと秋田県を北上して青森県の北西に昼過ぎに到着。

ある池には落ち葉が堆積していて、水草がほとんど皆無のところで網を入れてみたが何も入らない。

それより落ち葉ごと掬ったら、力みすぎたためか網が折れてしまったので丈夫な網に変えて再びチャレンジ。

すると大きなエゾゲンゴロウモドキが落ち葉や枯れ草の合間をテッテコ、テッテコあるいている。しかも1匹ではなく3匹入った。

一気にこんな大物が3匹も入っていいのか動揺してしまったが、かなり嬉しかった。

その後、さらに掬ってみると網の中で勢いよくピョンピョン飛び跳ね回っているゲンゴロウがいた。

跳ねているゲンゴロウは、今まで捕まえた小型のゲンゴロウより幾分大きく、中型のゲンゴロウであることが確認できた。

網の中でピョンピョン飛び跳ね回るこのゲンゴロウは、本当に元気がいいな~などと思いながら、掴ん2 で確認してみると、なんとメススジゲンゴロウ♀である。

卵形をしていて翅に太い筋が入っていた。

見たときはっきりとわかった。

居るという情報は知っていたが、分布は局所的で山地や高山などの寒い地方に生息するため、本当に取れるとは思っても見なかった。

何度見ても図 鑑で見たあのメススジゲンゴロウである。

アブか蚊か何かわからないような虫に、体中いっぱい刺されていて、どうしようもなかったが捕れてからそんなことはどうでもよくなった。

その後、さらにエゾゲンゴロウモドキを5匹に、メススジゲンゴロウ2匹(内♂一匹)が捕れた。

本当にいるところにはいるんだということを実 感できた。

水草がなく、代わりに落ち葉が大量に堆積しているところにいたため産卵時にはどこかへ行ってしまうのだろうか?

少し疑問が残るところである。

そのほかにはヨコエビ以外何も入らず、この2種だけがたくさん捕れる結果となった。

そこからさらに北上して弘前から五Photo_9 所川原へ、そして十三湖周辺を探してみることにした。

 

 

  

車力村に着いたときにはもう真っ暗になり、時刻は午後7時である。明日は、まず十三湖周辺を当たってみることにした。そのため道の駅で一晩疲れきった体を休めて、明日に供えることにした。

 

  翌朝5時、車の中なのであまり熟睡できた感じはしなかったが疲れは取れたので早速十三湖周辺のポイント探しに車を走らせた。比較的大き目の池が二つ見つかったが一つ目の池は国 道沿で、けっこう車の通りが激しく排気ガス臭がするところでもある。

そこではエビ(スジエビやヌマエビ系)、ガムシがたくさん入るがそれほど目の引くようなものは入らなかったため、二つ目のすぐ横の池へと向かった。

そこは松林に囲まれていて国 道と接しては339 いるが、国道側からは見えず、けっこう奥に位置するので池があることすら知らない地元の方もいるということを付近の方から聞いた。

池の方は、かなり抽水植物が生えていて落ち葉もかなり堆積していたが、日当たりは程々の場所であった。早速網を入れてみるとコオイムシ、にマルガタゲンゴロウが入った。出足からなかなかの好スタートである。

さらにトラップ採集では、オオゲンゴロウ×8、エゾゲンゴロウモドキ×1、マルガタゲンゴロウ×12、ガムシ×1、コオイムシ×2が入った。生息環境としてはかなり良好であるように感じた。こんなに捕れるとは驚きである。

このような場所はずっと残 して生きたいものである。

採集も終わった頃には昼 前になっていた。

今回の採集も失敗に終わることなく、予想さえしなかった種類のゲンゴロウとその数が採集できた。

これからその余韻に浸りながら楽しく帰 路につこうと思う。

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本当にありがとうございます

   

   ココログにブログを作成してから早速のぞいてくださった方がいて、とても嬉しく思います。早く三重県編の記事を取り上げたいところですが、大学時に採集したときにワードに記録した思い出だけでもご覧になっていただこうと東北編(番外編)から記事を取り上げています。少しでもよいブログができるよう努力していきたいと思いますのでこれからもよろしくお願いします。もし至らないところが見つかりましたらご連絡のほどお願いします。

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~昆虫採集記マルガタゲンゴロウ編(2003年5月10日初採集)~

本や雑 誌で、秋田県青 森県北海道は水生昆虫の宝 庫といわれていることを思い出し、どんな昆虫が捕れるのか前々 から一度は行ってみたいと思っていた。

そこで5月10日午前0時過ぎに岩手県大船渡市から国道107号 を伝って秋田県の日本海側の本荘 市にたどり着いた。

そこから南下して仁賀保町に向かった。秋田県に来 るのは初めてでもあり、観 光もかねてブラブラしながらポイント探し採集を始めた。

まずは仁賀保高原を走る道路のすぐ脇にあった湿 地ではヤンマ科であると考えられるヤゴとオタマジャクシがかなり多く捕れ、ヒメゲンゴロウやマツモムシが大量に捕れたがそれほどアツそうな場所ではなさそうだったので仁賀保高原を下った。

Photo_5 仁賀保付近では熊がたくさん出没 するのか、よく出没 地点だとか注意の看板があった。

自分の今住んでいる岩手県大船渡市もちょくちょく熊が出没 するが、こんなに看板を置いて注意を促してはいない。

自分は少し無茶するところがあるので注意が必要のようである。というのも採集を終えて道に出て初めて(左上写 真 )の看板に気 づいたのである・・・。

走行中に公園のようなところが見つかり、その公園の脇にある池の水面をチョロチョロとすばやく動き回る昆虫がいた。ミズスマシである。

小さいころに水田で見たことはあるが、大学 に入ってから今日まで見たことがなかった。しかし、初めはミズスマシであると思っていたが網で掬ってみると、オオミズスマシであった。ミズスマシも入ったが、オオミズスマシは幾分ミズスマシより大きい。両 者ともにかなりたくさん捕れた。

容器に入れてから、クルクルと回転 する様 は見ていて飽きない。

現地に着き、ポイントを探していると民家が密集した道沿いに比較的大きな池がPhoto_6 見つかり、水草が沢 山生い茂っていてなかなか良さそうだったので早速準備に入った。

網を入れるとヒメゲンゴロウ、コガムシ、ガムシ、ミズスマシ、が何匹か入った。さらに続けると今度はヒメミズカマキリの他、見慣れないゲンゴロウが入った。顆粒状の粒が黄金色に輝く翅を持つ中型のゲンゴロウで、マルガタゲンゴロウであった。

近年では環境の良い水域に生息しているらしいのでそれなりに珍しい種類なのだろう、採集するのは初めてであり、かなり嬉しかった。(初めはメススジと勘違いしていた;)

さらに、しばらく続 けるうちに、かなり大きな水生昆虫が網に入った。

なんとオオゲンゴロウである。

昨年、岩手県遠野市での初採集以来 である。デカイ。家で飼育しているのを何度も目にしているが、改めて網に入ったものを見ると本当にデカイ。

水草が邪魔して底は見えず手当たりしだいガバガバ掬うしかなかったが、ある程度採集をしてから採集終了とした。

土壌 が柔らかくあまり歩き回ると生息地の環境を変えてしまう危険 があったからである。

採集を終えて荷物を積み込んでいると近所の方と会 い、話しをしているとこの近辺 にはたくさんの池があることを教えていただき、早速その場所に向かった。

そこは確かに大きな池から小さな池までたくさん有り、よさそうな場所ではあったが1~2センチほどの小さなエビとミズスマシやオオミズスマシ以外には捕れなかった。

ここはまた別の機会 に訪れたいものである。とりあえず今日はたくさんの水生昆虫と初採集のマルガタゲンゴロウが採集できたので帰 路につくことにした。今日、捕れたものはヒメゲンゴロウ×多数、オオゲンゴロウ×Ⅰペア、マルガタゲンゴロウ♂×2、ガムシ×2、コガムシ×2、ミズスマシ×4、ヒメミズカマキリ×Photo_7 1、ヤゴ×大量、ミズスマシ×6、オオミズスマシ×5    

以上      写 真 写りが悪く見づらくて申し訳ありません;

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~昆虫採集記オオゲンゴロウ編(2002年9月17日初採集)~

 

  

  2002年9月17日岩手県大船渡市から1時間半程かけて遠野市へ出かけた。今年の夏休みにはタガメを初採集したこともあって、水生昆虫の採集に明け暮れる毎日である。出発したのが昼前ということもあってちょうどよい時間に現地へ着いた。以前から何度も採集に来たこともあって、だいたいのポイントはわかっていた。

 一つ目は遠野市と住田を結ぶ国道340号線の遠野市寄りにある半湿地状態の水田(2004年には干上がって没)

 二つ目は遠野市宮守村にかけて国道283号線両側に広がる水田地帯

 三つ目は遠野市にある伝承園近辺にあるワンド状の湿地である。

 

 遠野市は昔のままの自然が、かなり残っていて絶滅危惧種のカジカもまだまだ多く見られ、環境は悪くは無い。しかし、水田はというと地元の人に聞いた話では農薬を蒔くようになってからは水田から生き物が少なくなってしまったという話を耳にして、やはりどんどん水田から生き物の生息できる環境が失われつつあることを実感した。ゲンゴロウ類はタガメと違って生活史の中で土壌と水生植物が必要となるため圃場整備が進んだ地域やコンクリート張りがなされたようなところではまずお目にかかれない。さらに、タガメと同じく農薬などの化学薬品に極めて弱いため、難しい条件ではあるものの水草の多数生い茂る水田や池などを求めて採集ポイントへ向かった。近い将来、ある意味タガメ採集よりゲンゴロウ採集の方が困難になるんじゃないかなぁと危惧。

まずは第一ポイントの340号線沿いにある半湿地状態の水田での採集。ここでは掬うたびにマツモかミズカマのどちらかが入ったが、目的のゲンゴロウは網に入らず。驚くべきはシマゲンゴロウが採れたことである。当時岩手県での記録はないが実際にいたのを確認できて本当に嬉しかった。ひょっとしたら岩手県でのシマゲン採集第一号であったかも知れない?捕れたのは、かなり偶然ではあるが・・・。Photo_3 シマゲンゴロウは戦後農薬の普及に伴って各地で少なくなり生息域が局地的になっている都道府県もあるらしい。この場所がその局地的でないことを祈りながら、次のポイントへ向かった。

次のポイントは遠野市宮守村をまたがる283号線の両側に広がる水田地帯で以前来たときにはマルガタゲンゴロウ、コオイムシ、ミズカマキリそしてカジカがたくさん採れた場所でもある。今回もあまり成果は得られず、第三ポイントに向かおうとしたとき、ふと少し前にこの辺りを車で走っていたときに小さな池があり、ゲンゴロウの棲む環境としてはなかなかよいところだったのを思い出し、そちらのほうを先に向かった。そこの池は水が少ししかなく、最近雨が降らなかったためか池の中央に水があるだけでほとんどないと言ってもよい状態だった。そのため土がグチャグチャして中途半端に水を含んでいるため中央に行くまでの間、ウエーダーが胸辺りまで浸かり泥まみれ。というより底なし沼のような感じだったので命の危険を感じた。

ドロドロになったウェーダーで歩いていると池の横が国道であったため行き交う車がジロジロと目を向けていくその様が、かなり気になった。なんとも言えないような恥ずかしい思いをしながらもオオゲンゴロウを採集したい一心で網をふった。結果はというとマツモ超大量(ほぼ∞に近い)、クロゲンゴロウにミズカマ、そしてコオイムシが採れた。クロゲンゴロウもまだまだ見られるほうであるが最近では少なくなってきているような気がする。あまりアツイ場所には思えなかったので、次のポイントへ向かった。

第三ポイントは伝承園近辺であるが土が堆積して小さな池と河川で分離してしまったらしい。そこでは悲鳴を上げたいぐらいのマツモとミズカマが採れた。ざっとみても一掬いで、マツモは200~300匹、ミズカマは100匹以上居た。何じゃこりゃー(驚驚驚)。思わず叫んでしまった(ぎゃ~ではなくヌワ~とした感じ)。網の中からは気持ち悪いカサカサワサワサ音しか聞こえず、流石に昆虫好きの自分も目の前の光景に、このときばかりは青ざめてしまった。手を出して捕ろうという気にもならなかった。そのとき、ふと通販などでマツモやミズカマを300~500円で販売しているのを思い出して、詐欺だな、これは・・とまで思ったほどである。かくいう自分もマツモを捕ったのが中2の頃だったのであまり大きなことは言えないのだが・・。そのほかには、ドジョウやアメンボ、先に採ったクロゲンゴロウ、また珍客ヒメミズカマキリも入った。ヒメミズはかなり珍しいらしいが、自分は、なぜか行くところ行くところで結構出会うが、狙ってとるとなると確かにかなり難しい気がする。場所は大船渡から、比較的離れているけれど

遠野市でのクロゲンの個体数はまずまず居る様子である。

ゲンゴロウ探しを始めて5時間ほどが経ち、ある水田の畔に目が行き、居そうだなとは思いながらもそのときは前を通過してほかを探していた。ところが、あまりよいポイントがなく、また元のポイントに向かった。

9月になり、日が短くなって少し薄暗くなってきた。畦には茎の太い水草が多く生い茂っていてホテイアオイなどが水田に植えられていた。そこへ地主さんがやってきたため要件を話すとこの水田には農薬は使っておらず、オオゲンがよくいるという目撃情報をいただくことができ、網を入れる許可をいただいた。水深も5センチあるかないかのところで、とりあえず網を入れてみたところ、ガムシやマツモ、オタマが入った。それから数回掬ってみたが特に目を引くものは入らず、なかなか入らないなと思いかけたとき、大きくて翅の辺縁部に黄色いラインのある個体が確認できた。まさしくオオゲンゴロウそのものであった。網の中で激しくバタバタとPhoto_4 暴れまわるその姿は本当に印象的で、感動と嬉しさが同時にこみ上げてきた。まだまだ経験の浅い自分は、同じ年にタガメとオオゲンを初めてゲットできるとはこのとき思ってもいなかった。本当に嬉しい。そして何よりデカイ。本当にデカイ。今まで小さいゲンゴロウは何度もこの目で確認してきたが、まるで比較にならない。長さの単位だけで想像するとそれほどでもないように感じるが、実際に動いているものを目にしてみると長さだけでなく、幅や高さ(奥行き)があるため、その大きさの違いによる認識が全く別物のような感じがする。感動ものである。その個体が♀だったので、♂もいないか♀のいたところから近い場所に網を入れたところ、なんとまたすぐに、ゲットできた。それも♂である。

こうも都合よくペアで揃うと少し気持ちが悪い気がするが、水草は彼らの産卵に適したものが多種多数植えられていたため集まってきたのであろう。また農薬を使っていないことが最も大きな要因であると考えられる。採集でオオゲンをペアで捕れたときにはもう真っ暗で6時30を過ぎていたため、大変満足な気分で帰路に着いた。

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番外編まだまだ続きます。

         ~昆虫採集記タガメ編(2002年8月17日初採集)~

  

2002年8月17日早朝、一大決心をした。

それは幼いときから非常に興味のあったタガメ採集へ出かけることであった。

自分が小さい頃は何度も捜し歩いたが行動範囲 が限られ、近所ではすでに圃場整備

が進み化学 肥料が使用されていたために近辺 では見ることができず、探し始めてお

よそ15年もの間、姿を見ることができなかった。

 ところが大学 1年が終わって2年への春休みの間に普通自動車免許を取得したこと

が大きなきっかけとなって行動範囲 が各段に上がり、もはや行けない所は無いとまで考えたぐらいであった(なんと浅 はかな(^^ゞ )

自分はまだまだフィールドワークに関 してまだまだ無知な部分が多かったこととい

ち早く実 物をこの目で見たかったため、採集できるところはないかとネットで調べ

たところ岡山県県境に近いところでタガメがたくさん居るという情報を入手した。

ここまで書けば分かる方には分かるかもしれませんね。

研究のためにその町で生活している方がホームページを載せていたためあまり疑わ

ず、その夏休みに車で出発した。

研 究者がこういうふうな生息地情報を載せてよいものかと少し疑問に感じたが自分

もそれを見てしまった以上あまりうるさく言えない(^^ゞ。

父とは昔から何度も採集に連れて行ってもらったが、自分が満 足いくまで採集

できる時間が無く、取れなかった場合は帰 宅という結果に幼い頃の自分は非常に

悔しい思いをした記憶がある。

しかし、今は車という非常に頼 もしい味方もあって何とも言えない高揚感があった。

 

 四日市を午前10時過ぎに出発して5時間ほどかけて現地に到着!

現地では棚田がとても広 範囲 に連なっていて、地元の水田のような水路がコンクリ

ートで固められているということは無く、階段状 につながっている田の上段から土

を介して水が濾過されて下段まで移動しているようであった。

このような光景を目にしてますます意欲が高まってきたので居そうなところで採集

スタート!

 

 

 水田の足場を崩さないように網を入れた。

すると、ドジョウやトノサマガエル、マツモムシ[以下マツモ]そしてミズカマキリ

[以下ミズカマ]が一度にかなり多く入った。

さらにもう一度網を入れたところ、コオイムシ[以下コオイ]が2、3匹入ったが

後は同じものばかり入った。

何度か続 けているうちに自分の脳 裏にふと、また採集できないのではないかと嫌な気 分がこみ上げてきた。

15年もの間行く先々で取れなかったため自分が諦めモードに切り替わってしまうの

が早くなってしまっていることや行くところ行くところでマツモやコオイ、ミズカ

マばかりが入るため、いつもの採集と重なる部分があったためである。

それでもせっかく来 たのだから何としてでも取りたい一心で狂ったように網を

入れ続けたその時、今まで見たことも無いような生き物がものすごい速さで

ワサワサと網をよじ登っているのに気づいた。

目で追いきれず、初めはカニかな?と思ったが、その生き物が何か、ハッと

わかった瞬間自分自身、時が止まっているような感覚 になった・・。

それは体躯 がずっしりとしていて力強い動作、それから明らかに他のものとは

異なる大きさと姿かたち・・・。

見間違えるはずがなかった。

そして自然と「タガメや!」という言葉が出てきた。

Photo_2 採った瞬間は妙に冷静 で落ち着いていたが、自分自身の時間が動

き始めて、我に返り今まで追い続けてきたものを手に入れた喜び

と嬉しさで涙 が出てきた。

そのときの時刻はちょうど午後2時であった。

その個体は優に6cmを超えていたためメスであると判断 できた。

ここまできたらペアで採集して飼育したいと思ったためオスを探すことにした。

メスがいたことで近くにはいるだろうと思い付近に網を入れたが採集はできなか

た。

場所を変 えて山を越えて行き着いた先では、初めの採集場所とは比べ物にならな

いほど広 範囲 に棚田が広 がっていた。

そこでも、同様 に網を入れてみて掬い上げようとした時、タガメが網に入り

そびれて逃げられてしまった。

しかし、その水路は幅が狭 くいくら逃げても掬えるだろうと思い、どういうわけ

かニヤニヤ(夏の暑さのせいもある?)しながら掬いなおしてみたが残 念、また

もメスであった。

さらに網を入れるとまたまたタガメさん、今度は一気に2匹入った。

一方はまだ5令幼虫であった。

そのもう一方は成虫であったが、メスであったため逃がしてあげた。

タガメと一緒 にミズカマやコオイはたくさん入るが一向に入らない。

場所を少し変 えて掬うこと2時間、山の向こうに太陽が沈み始めていきなり辺 り

が薄暗くなり始めた。

御盆が過ぎて日が短くなってきているのである。

自分の視力の関 係でできるだけ早く採集を済 ましたほうが無難であったが、その

とき、まだオスが採れず流石に焦り始めた。

なぜこうもたくさんの個体がいるのに♂だけが捕れないのだろうと思いながら、

網を入れ続 けるうちに水路に波が立ったためカエルやマツモ、ミズカマなどが

斉 に逃げる姿が目に入った。

その中にタガメの姿があり、俺を捕まえてみろと言わんばかりに水面近くを悠々

と泳いでいた。

なんと立派な泳ぎだろう。

明らかに自分を挑発 しているかのような泳ぎ方に見える。

その個体は今までたくさん網に入ったタガメよりは幾分小型だったため、もしや

と思い、捕まえて確認するとやはりオスであった。

日もすっかり沈み、水で濡らしたガーゼをケースに敷いてタガメをその上に入れ

て、午後6時、高速のインターに入り自宅へ向かった。

まさかタガメが採れるとは思わず帰 り道の途中にパー キングエリアで何度確認

したかわからないくらいである。

本当 に運がよいとしか考えられない。

今日の出来 事は一日がなんともドラマチックな展開であった。

昆虫採集はこれからもずっと続けていくと思うが、ぜひ機会 を見つけてもう一度

行きたいものである。

今日の思い出は生涯忘れることはないと思う。

15年も探し続けた甲斐があったと今、実 感している。

  

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~昆虫採集記エゾゲンゴロウモドキ編(2001年11月17日初採集)~

  11月16日、今日は大学の講義が終わり、アパートで採集準備を済ませてからゆっくり休んだ後、深夜(17日)から青森県の東通村へ向かった。

今日の目的はエゾゲンゴロウモドキの採集である。エゾゲンゴロウモドキは東北地方、

北海道に広く生息しているが分布やや局所的なので採集が難しいとされているというのを

図鑑で目にした。

未だゲンゴロウの採集さえしたことのないのに、少々順序が間違っているような気も

するが、まあ、そんなことは気にもせず何事も挑戦だと言い聞かせ、採れる気満々で現地

へ向かった。

過去に一度だけ東通村へゲンゴロウ採集に出かけたことがあったが、めぼしい成果は

でず、残念ではあったが本種だけでなく、ゲンゴロウ類全般における採集経験が浅すぎる

ことを悟り(そりゃそうだ、ゲンゴロウ採集はこれが初めて)、逆に学ぶことの方が多く、

かなり楽しかった。

そのため今回は前回のリベンジ(?)として、何としてでもエゾゲンゴロウモドキをゲットして帰ろうと思う。

  岩手県から北上して、青森県東通村まで9時間から10時間ほどかかる。

場所はとある県道沿にある放棄水田脇にある用水路である。

現地では東北地方のほぼ最北端であるため、11月といっても流石に寒さが応えた。

用水路はかなり濁っていて土は少し灰色がかった色をしていて、水は薄い赤褐色であった。

こんな濁ったところには・・・と疑問に感じたが、以前この辺りに来た時にはあまり用水路

のある付近を探さなかったため、このあたりの適当な場所からあたってみようと思い、目

に付いた場所から早速網を入れた。

すると、マツモムシが大量に、ミズスマシが2匹、さらに続けてコオイムシが4匹に種類は

分からないがヤンマ科のヤゴが3匹入った。

2 流石に水が冷たいだけあって動きが鈍い。

ヒメゲンゴロウやガムシなどの水生昆虫は入ってくるが、なかなかお目当てのものは入らない。

用水路の底は落ち葉や木の枝が堆積していてかなり腐食した土になっていた。

汚い土の色だなぁなどと思いながらも、どんどん攻めた。

今日、もって来た網は普通に市販されているものでも安い網であったため根元の

金具部分が掬った泥の重みに耐え切れず折れてしまったが、折れた網でガバッと勢い

よく掬ったところ泥がかぶさって少し黒褐色を帯びた3cm以上ある大きな物体が、

のそりのそりと動いた。

大きかったためガムシかな?と思ったが、動きが明らかに自分の直感でガムシではないと分かった。

何だ?これは?と指で動く物体の背面の泥をどけると前胸背の周辺が黄色で縁取られ

た、今まで見たことのない大きなゲンゴロウが目に飛び込んできた。

こ、これは・・・?(うおおおおおぉぉぉ)、図鑑で何度も見たあのエゾゲンゴロウモドキである。

本当にうれしい。

冗談にも水のきれいな場所とは言えないけれど、普通は溜池や沼地などで採集できるも

ので、正直こんな汚いところでは採れないだろうと勝手に思い込んでいただけに、今のこ

の状況にかなり驚いた。

その後Photo_2、ペアで採集できた。

エゾゲンゴロウモドキがなぜこんなところにいるのか、今はそんなことを考

えられるほど冷静ではなく、非常に興奮しまくっていた。

ポイント探しだけでも2日ぐらいかかるだろうと予想していたが、現地についてから、

いきなり採集できてしまったため、正午前までにはノルマ達成となった。

採ったブツをじっくりと観察したかったため観光もせず、早速帰路に着いた。

今日は1ペアだけであったが、別の日にまたここへ来た時には6ペアものエゾゲンゴロウモドキが採集できた。

前翅が羽化したてのツルツルピカピカだったことや採れた時期もほとんど似たような時に

来たので、11月までには羽化して活動できる状態になっていると考えられる。

近くに池が地図で確認できたのと4月ごろここへ採集に来たときにはいなかったので、

その池から一時的にやってきたものと考えられる。

Photo_6 下の画像は見にくいですが、全てエゾゲンゴロウモドキです。

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はじめまして

  

                            はじめまして  GENZOUというものです。

幼き頃から水生昆虫だけでなく自然全体に興味がありましたが、そのなかでも水生昆虫

だけは宝探しのような高揚感があり、それがやめられず趣味になりました。

近年では水田の農薬散布や圃場整備とうにより随分激減したように思います。

現在は三重県いますが大学時代は東北地方の大学に通っていたので東北地方での

採集記も付随させていただきました。

私の現在の夢は今の三重県では絶滅扱いになっている幻のスジゲンゴロウを探すことです。

それから三重県産のオオゲンゴロウも探したいですね。
 

東北地方では沢山のオオゲンゴロウを見ることができましたが、三重県強いては関西

地方ではオオゲンゴロウよりもタガメの方が多く見受けられるような気がします。

というわけで大学卒業して実家の三重県にもどってからは三重県産の水生昆虫探しが

メインとなっております。

三重県にお住まい方でゲンゴロウ好きの方は大歓迎です。

なお、ブログ作成にあたっては本を片手にトボトボと更新している状態ですので皆さんに

はアドバイス・ご指摘等いただいたほうがこちらとしても非常に助かります。

どうかよろしくお願いします。

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